100円、99円などの激安均一ショップは、今や我々日本人にとって生活になくてはならないもの。私も、ゴミ袋やキッチンペーパーなどの消耗品はもちろん、小鍋や目玉焼きサイズのフライパンまで買ったこともありました。近頃は、日本でも高級志向が注目されていますが、一方で激安戦争も続いているようです。やっぱり「安いもの」にはみんな目がないというわけですね。
さて、表参道といえば東京のなかでもハイクラスな人たちが集うおしゃれスポット。そんなところに誕生してしまいました。ズバリ「0円ショップ」です。まさに、消費者にとっては夢のようなサービス!! 実は、ここで取り扱う商品は“サンプル”なんです。
今年、7月にオープンした「サンプル・ラボ」は、会員制のサンプル配布ショップ。簡単に説明すると、各メーカーが消費者に商品を体感してもらうために用意したサンプルを集めて展示。会員になると、そこに展示されているサンプル品を、一回の来店につき決められた数だけ持ち帰ることができるんです。
使いきりの化粧品や、2~3日分のサプリメントなどのいわゆる“サンプル品”はもちろんですが、ジュースやガム、アルコールといった食品系のなかには商品がそのまま1個もらえるというお得なものも。さらには、ダイエットマシーンの体験スペースもあったり、決められた持ち帰り点数にはカウントされないサンプルも置かれていたりするので、一回の来店での収穫満足度はかなり高いかも。ただし、人気のサンプルはあっという間になくなってしまうよう。現在、一日数回に区切っての入場制限中で、時間ギリギリに入るとすでに品切れなんていうサンプル品も。
あと、初来店までが少々面倒。事前に、携帯やPCから会員登録をして、年会費(1年間フリーパス1,300円)を支払っておかなければ当日入店できない。しかも、公的な身分証明書が必要という、ガードの厚さ。記録的な真夏日が続く今年の夏の真っ昼間。ビル前で整理券を渡され、お金を払い忘れたからとわざわざ近くのコンビニまで行かされ、支払って戻ると、最初に事情を説明したお兄さんがおらず、またイチから説明しなおす…。いっそのこと、入るの止めようかとも思いました(笑)。でも、これさえ終われば一年間、サンプルを自由に手にできると思うと「ぐっと我慢」。なんとか手続きを済ませて無事入店しました。
私がこの一回で通うのを辞めなければ、確実に会費のもとは取れると思います。それに、“サンプル”って普通は偶然の遭遇ですよね。お化粧品を買った時についてきたり、街頭で配っていたり。それが、自分が欲しいなと思う時に手に入るわけですから(もちろん、展示されている商品は変わります)、これはうれしい。しかも、会費を払うとはいえ、回数を通うことを考えるとタダ同然で。
ただし、場所が通勤や通学圏外だと日常的に利用することはなかなか難しそうです。たとえばJRの駅構内とかで実施してくれるとうれしいなって思ったりもします。バカになりませんからね、毎朝通勤時にペットボトルを買うのも…。小さい女ですか? いえ、堅実な女だと言ってください。
文=Tommy(東京在住・雑誌編集者兼ライター)
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