東京も夏です。この原稿を書いている時点では、まだ梅雨明けきらぬ微妙な季節ではありますが、全国各地でさまざまな夏の催しが始まりました。夏になると特に男性諸君の目を涼やかにしてくれるのが、女性の浴衣姿。最近は、いろんな柄やデザインがありますが、やっぱりプレーンなタイプがかわいいなって思います。
さて、3年くらい前から、男性の浴衣の売り上げが増えてきているようです。ユニクロなら千円札3枚あれば浴衣のセットが手に入る時代。花火にはもちろん、浴衣着用ならば入場料無料になる施設や、特別サービスプランのあるホテルまでありますから、このご時世利用しない手はないってわけですね。その多くはカップルで、彼女の差し金なんじゃないかなんて話題も出ているようです。確かに、男性ってどこへ行くにも、自分のスタンダードを崩さない姿勢がありますよね。女の子は行く場所やシチュエーションによって洋服を変えるけど、男の子はどこへ行くにもジーンズだったりしますよね。ちょっと大人な男性なら、どんなにカジュアルな場所でもジャケットスタイル、とかね。きっと、女性にとってのファッションは「キレイに変わる喜び」だけど、男性って「自分のキャラクターを確立」するものなのかなと、勝手に分析していたりします。
そんななかでの、男子諸君の浴衣率急上昇。百貨店などの浴衣コーナーもメンズの割合が増えています。女性ほどではないですが、男性の浴衣にもいろいろな素材や柄、色があるようです。若者は、胸元をぐっと開けて着る人が多いようですが、あまりやり過ぎると下品。何事もチラ見せは色気の基本。特に日本の着物は“慎み”からにじみ出る色香がいいのではないでしょうか?色は初心者なら紺系が無難。ベージュとかの大人っぽい色合いはさすが和服って感じでしびれますが、着こなすのは難しいみたいです。
さて、男性にとって浴衣姿になった時、気になるのはお財布などの荷物のしまう場所。オーソドックスなのは袂や懐ですが、今は携帯電話も必需品。あまり重いものを入れると浴衣のラインが崩れてしまいます。そんな現代の浴衣姿の男性諸君は帯の結び目に携帯を挟み込んだりもしているようです。もともと、昔は扇子や草履などを入れる場所でもあったようなので、意外と便利。さらに携帯にストラップをつけてひっかけておくなどするとより安全ですね。それと、ひとつあると便利なのがいわゆる手ぬぐい。ハンカチのように、汗を拭くのに使ってもいいですし、何かの理由で荷物が増えたら巾着代わりにも使えます。
一見不便かもしれませんが、洋服よりも風通しはいいですし、男性ならちょっと質のいい甚平で出掛けても。この夏、日本へ帰省のご予定がある方は、ぜひ浴衣にチャレンジしてみてはいかがですか?
文=Tommy(東京在住・雑誌編集者兼ライター)
|
TOKYO HOT TRENDトップページ |
|
Copyright © 2003- MEDIA JAPAN PTE LTD. All Rights Reserved.