シンガポールでは、交通規則に違反すると、ポイントの減点、罰金だけでなく場合によっては禁固刑もあります。運転免許証のポイント制度は日本とは少々異なり、違反した際運転免許証を30、60、90、180日間など段階的に停止する(免停)制度は無く、とにかくポイントを使い切れば即免許取り消し(免取)処分となります。
まず、ポイントについてお話ししますと、初心者(運転免許証を取得して12ヶ月間、初心者マーク表示期間)には、12ポイントが与えられます。運転免許取得後12ヶ月以上経った場合は、12ポイント追加され計24ポイント与えられます。
日本人の場合、シンガポールに赴任後12ヶ月以内に試験を受けてシンガポールの運転免許証に切り替える必要があります。切り替えた当初の12ヶ月間は初心者扱いになり、12ポイントしか所持していません。切替え後は、より慎重な運転を心がけてください。
違反時の減点のしくみについて、今回はスピード違反の場合について説明します。
スピード違反の場合
- 1km/hから20km/hオーバー: 減点4点
- 21km/hから30km/hオーバー: 減点6点
- 31km/hから40km/hオーバー: 減点8点
- 41km/hから50km/hオーバー: 減点12点
- 51km/hから60km/hオーバー: 減点18点
- 60km/h以上オーバー: 減点24点
41km/h以上オーバーした場合、罰金は裁判所にて決定されます(裁判所に出廷)。
裁判所から出廷命令が下り、原則的には、現金もしくは、Netsカードにて即時罰金の支払いを要します。現金やNetsカードで支払いが出来ない場合は、知人へ連絡し裁判所まで来てもらい、支払いをしてもらう必要があります。もし支払えない場合は、支払えるまで裁判所から出る事が出来ません。クレジットカードでの支払いも出来ません。
次回は飲酒運転の場合の減点および罰則のしくみと、ポイントのリカバリについて説明します。
この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.pos(2007年06月04日発行)」に掲載されたものです。