コラム

シンガポールのクルマ事情

自動車事故の原因と事故を防ぐ方法(1)

今回のコラムでは、シンガポールでの自動車事故のトップ5を紹介します。是非、運転される場合はこのトップ5の事故ケースを思い浮かべ、ゆとりある安全運転を心がけましょう。

自動車事故ですので、追突される側や追突する側になる場合がありますが、どちら側の立場でも、できるだけ事故が起こりやすい状況を把握しておけば事故に巻き込まれることを防ぐことができます。それぞれの事故の原因と予防方法について、もう少し詳しく見ていきましょう。

第1位 高速道路上での玉突き事故(特に路面が濡れている状態)
第2位 側道からメイン道路に合流時・左折専用車線と合流車線での追突事故
第3位 右折車両と対向車線直進車との接触事故渋滞時の車線変更による後方からのバイクとの接触事故
第4位 停止中の後方からの追突事故

第1位は玉突き衝突事故。追突する側での予防は、言うまでもなく十分な車間距離を取ることです。また、自分の車両より2つ前の車両のブレーキランプを確認する事が出来るならば、注意して見ていると前車と同じタイミングでブレーキをかけ始める事が出来るので、衝突を防ぐことが出来ます。もし2つ前の車両のブレーキランプが見えない場合は、十分な車間距離を取ることが唯一の予防策です。

また、後車との車間距離が不十分で追突される恐れがある場合は、前車との車間距離をより多く取ってください。もし急ブレーキを掛けると、後車は衝突してきますので、前車との車間距離は、自分が止まれるだけの車間距離だけではなく、後車の分も意識して間隔を取ります。後車が十分止まれる様、自分はやや緩めのブレーキでも止まれるくらいの車間距離を取った方がいいでしょう。後車は前の車を急かしているつもりですが、急かされれば急かされるほど前車との車間距離は開けて下さい。

第2位の側道からメイン道路に合流する際や、左折専用道路がある交差点で曲がった後の追突事故は、前車も後車も同じように右から来る車両の流れを注視し、合流可能なスペースが発生した時に、前車も後車もほぼ同じように発進、合流直前に後車が前方を確認した時には、前車は合流を止めて停車しており、その前車の後部に衝突、というケースが多いようです。防ぎ方は至極簡単。前車が合流を完了したのを確かめた後に、右後ろから来る車両を確認してから合流するに限ります。

次回は、第3位以降の事故とその予防方法を説明します。

文=木田泰嗣(JUN TAIYO (S) PTE LTD

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.158(2009年12月07日発行)」に掲載されたものです。
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