最近の車ではフロントボンネットを開けてもエンジンにカバーがされていたりして、チェック作業が難しい車両も増えてきていますが、得てしてカバーされているのは大型の高級車と言われる車。1600㏄クラスの車では、まだエンジンルームはカバーされていない車両が多いので、このクラスの車両を例にお話します。今回はバッテリーについてです。
シンガポールでは、一年中高温多湿の気候からバッテリー上がりによる故障が一番多く、日常の点検としてはバッテリー液の確認がとりわけ大切です。特に、炎天下に駐車する場合は、地下の駐車場や屋根付き駐車場に止めている場合よりもバッテリーの寿命が短く、バッテリーが上がりやすい傾向があります。バッテリーのメンテナンスは、バッテリー液が規定量入っているかをチェックし、少なければ、蒸留水を入れるようにして下さい。
また、日頃から、その日の最終運転が夜になる場合は、目的地到着5分前位からエアコンやオーディオ、リアウインドウの曇り止めをオフにして、出来るだけバッテリーが充電できるようにすると、バッテリーが少し長持ちします。
長期出張前には、バッテリーのマイナス端子を外しておくと駐車期間中の放電や漏電によるバッテリー蓄電量の低下を防ぐことが出来ます。
バッテリーが上がりそうな兆候
朝一番のエンジンスタート時に、いつもよりスターターの回る音(キュンキュンキュンという音)が遅く感じたら、すぐにバッテリー液の量を確認してください。バッテリー上がりの兆候です。年中気温が高く、エアコンの使用頻度も高くてバッテリー液の減りが早いため、この兆候を発見し難く、突然バッテリーが上がっているというケースが多くあります。
バッテリーが上がってしまったら
他の車のバッテリーと自分の車のバッテリーを繋いで、ジャンプスタートしリカバリーします。または、その場で新しいバッテリーと交換します。
ジャンプスタートで注意したいのが、バッテリー同士を繋ぐケーブル。安物のケーブルは容量不足でケーブルが熱くなり、ゴムのケーブルカバーが溶ける恐れもあります。出来るだけ太めのケーブル(100~120アンペアー以上)を入手してください。なお、2台ともエンジンを切ってケーブルを繋ぎ、5分ぐらい置いてから救援車、故障車のエンジンを始動してください。ケーブルを繋ぐ順番はプラス端子から。ショート防止にもなります。
文=木田泰嗣(JUN TAIYO (S) PTE LTD)
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