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シンガポールのクルマ事情

事故に遭ったらどうすればいいの?(事故後の諸経費の請求)

前回、相手の不注意で車をぶつけられてしまった場合の対処方法や手順、諸経費の請求および処理方法について説明しましたが、今回は弊社で実際に取り扱った事故のケースをご紹介します。

事故ケース4台玉突き事故

事故に遭ったらどうすればいいの?(事故後の諸経費の請求)

事故状況

赤信号待ちの車両が3台(上図A~C)交差点で停止していたところ、その後から来た車両Dが最後尾の車両Cに追突、その勢いで車両A、Bも追突された。車両Bが完全に停止していたことは、3台目の車両Cが確認している。

クレーム状況

先頭にいた車両Aの修理費、医療費、レンタカー代など諸経費を、車両Dへ全額請求。

結果

  • 車両Aの諸経費の負担率:車両D-90%、車両B、C-5%
  • 車両Bの諸経費の負担率:車両D-95%、車両C-5%
  • 車両Cの諸経費の負担率:車両D-100%

車両Bの担当であった弊社は、3台の車両が停止しているところに追突した車両Dが全額負担すべきで、車両Bが車両Aの費用を負担する必要はないと考えておりましたが、最終的な結果は、停止していた車両にも多少なりとも負担が発生するというものでした。これはあくまでも一例であり、保険会社によっても結果は異なります。ちなみに、2台追突の場合は、いかなる理由があっても後車の責任となることが殆どです。

シンガポールでは、車間距離をあまり取らない傾向があり、常日頃から前方の車両と自分の車両の車間距離、および2台前の車両と自分の前方の車両との車間距離を確認しながら運転することをおすすめします。また、自分の後方の車両との車間距離を見ながら、ブレーキのかけ方を変えて対応できるような余裕のある運転が大事です。

文=木田泰嗣(JUN TAIYO (S) PTE LTD

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.109(2007年11月05日発行)」に掲載されたものです。
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