コラム

シンガポールのクルマ事情

事故に遭ったらどうすればいいの?(ぶつけられた場合)

どんなに気を付けて運転していても、相手の不注意による事故など避けきれない場合もあります。実際に起きてから慌てないためにも、事故に遭ったら何をすれば良いのか、いま一度確認しておきましょう。

  1. 事故発生

    相手の情報(名前、連絡先、ICナンバー)及び相手車両のナンバーを控えます。同乗者以外にも証人がいれば名前と連絡先を確認。なるべくその場でSAS(Singapore Accident Statement)フォームもお互いに作成します。事故直後の写真も撮っておきましょう。また、体に目立った外傷がなくても、強い衝撃を受けた場合は早めに医者に行き、診断書・領収書をもらっておきます。

  2. 修理

    SASフォームを元に修理工場が相手方の保険会社宛に修理費用の見積りを作成。相手方の保険会社から派遣された調査員の検証を受けた後、修理を始めます。相手方へ請求可能かこの時点ではまだ明確ではありません。

  3. 相手方へ諸経費の請求及び交渉

    修理完了後、修理工場が本人に代わって相手の保険会社との諸経費の交渉に入ります。相手方へ直接請求する場合、通常自分側の保険会社は仲介に入りません。

  4. 保険を使わずに処理する場合

    少しのへこみなどダメージが小さい場合、相手が非を認め、その場での示談を申し出る場合もありますが、バンパー内部やトランク付近の見えづらい箇所など自分では気付かない部分が損傷している場合もあります。事故直後もしくは翌日に修理工場へ連絡し、査定を受けた上で、相手への直接交渉を修理工場へ依頼することをお勧めします。

けが人がなければ事故現場に警察は来ない為、状況的には自分に非が無くても、相手方へ100%請求できるか不明な場合は一旦自分の保険で処理し、同時に相手方へ請求を起こす事を修理工場からお勧めすることがあります。これは、相手方へ直接請求した結果、最終的に100%請求できないと判ってから自分の保険での処理ができるかどうか、保険会社により異なる為です。相手との交渉が終わるまで、免責分の立替え・無事故割引の減額及び保険更新時の保険料のアップなどが発生しますが、交渉の結果、相手に非が認められれば後で戻ってきます。

次回は実際の事故のケースと交渉結果の例を挙げてみようと思います。

文=木田泰嗣(JUN TAIYO (S) PTE LTD

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.107(2007年10月01日発行)」に掲載されたものです。
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