コラム

シンガポールのクルマ事情

日本からの中古車輸入について

ここシンガポールでは、車の価格は安くなったとは言えまだまだ日本に比べ今でもやはり高いものです。
そこでよくお問い合わせがあるのが、日本で乗っていた愛車をシンガポールに輸入できないか、というものです。
輸入できる条件として、まず第一に日本で登録されてから3年未満の車両であることが原則です。更に、輸入する前にまず日本でエミッションテストを通す必要があります。検査は日本車両検査協会に車両を持ち込んで受けます。その他に、車検証、輸出抹消登録証、ガス検査合格証、カタログ、カタログ翻訳といった書類が必要です。
また、スモークガラスを使用している車両も注意が必要です。当地に車両を輸入した後、車検に持ち込む際に、シンガポールの規定基準を満たしていない場合はクリアーガラスに交換しないといけません。当地であまり市場に出ていない車両を持ち込む場合は、あらかじめ日本でクリアーガラスを入手しておいた方が良いでしょう。
シンガポールにて用意するものは、COEの入手です。
なお、輸入通関で政府が定めるOMVに基づきARF(Additional Registration Fee)110%と輸入税20%、Levy(税金)S$10,000、GSTを払うことになります。たとえ日本で安価で手に入れた車両であっても、政府はシンガポールでの市場に基づきOMVを算出し、それに対しての税金を払はないといけまえん。
あと、シンガポールでの中古車との一番大きな違いは、シンガポールでは登録10年後にARFの50%が戻ってくるスクラップ制度がありますが、中古輸入車ではその制度がありません。
以下は1600ccクラス、購入後2年経過したサニーの場合です。
輸入車CIFS$10,400.00(JPY 800,000.-)
ARF11,440.00(OMVの110%)
Levy10,000.00 
GST572.00 
COE10,000.00(現在のCOE)
ETC500.00 
 TotalS$42,912.00 
シンガポール中古車市場価格 S$35,000.00(COE $18,000含む)
スクラップバリュー返金 S$6,500.00

文=木田泰嗣(JUN TAIYO (S) PTE LTD

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.093(2007年03月05日発行)」に掲載されたものです。
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