コラム

ドクター・グリーンの健康アドバイス

ドライアイと点眼薬

現代はエアコンの普及やコンタクトレンズ装着、パソコンや携帯電話の使用など目を酷使する機会が多いため、ドライアイの患者さんが急増しています。ドライアイとはさまざまな要因により目の表面を覆っている涙の量が減少する、または成分が変化することで、角膜(黒目の部分)や結膜(白目の部分)に障害が起こる慢性疾患と定義されています。目の疲れや乾き、目がゴロゴロする、目が重い、痛いなどさまざまな自覚症状が現れます。ドライアイの目の表面は涙が少なく不安定で眼球表面が涙に 覆われず剥き出しになり、傷が出来ることが多いのです。


ドライアイの治療には、点眼薬を用います。主な点眼薬は人口涙液タイプのもの、ヒアルロン酸点眼薬、市販のものがあります。人口涙液は涙の水分を補うもので、ヒアルロン酸点眼薬は涙を目の表面に保持して乾燥を防ぎ目の傷の治りを早めます。市販のものは数種の成分が配合されておりそれぞれ特徴がありますが、一般的には目の乾きに効果があります。点眼薬を使用していると、比較的早くに調子が良くなってきます。しかし、実際には目の傷が治りきっていないことが多くあります。自己判断で中断すれば、また直ぐに悪くなってしまうことがありますのできちんと点眼を続けてください。


日常生活でも、意識的にまばたきをする、1時間作業をしたら10分目を休ませるなど涙の蒸発を防ぐ対策をしましょう。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.147(2009年07月20日発行)」に掲載されたものです。
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