一般に6歳以下の小児の、発熱を伴ったけいれん発作を熱性けいれんと言います。子供の脳は未熟なため高熱で脳が異常に興奮し、けいれんを起こしやすいのです。時に何回も発作を起こす例もみられます。子供の発熱は急なため、熱性けいれんが起こって初めて高熱に気づくこともあります。
症状としては、眼球が上転して白目になる、唇がピクピクする・紫色になる等です。また、腕を曲げて震え、足が突っ張り、意識が低下する等が突然現れます。多くの場合1~2分、ほとんどが5分以内で落ち着きますが、時に30分以上も続くことがあります。けいれんの後は意識が戻るか、またはそのまま眠ってしまいます。
ご家族の対応ですが、まず心を落ち着けてください。お子様を静かに寝かせて、衣服のボタンをゆるめ、呼吸が楽になるようにします。嘔吐による窒息防止のため、顔を横に向けます。そして、ひきつけの時間と様子をしっかり観察してください。後で医師の診断を受ける際に、非常に重要な情報になります。
多くの場合が単純性熱性けいれんと言われ、後遺症もなく特別な治療は必要ありません。しかし脳炎や髄膜炎などの中枢神経系の感染症によるものや、てんかん発作との区別は非常に重要です。
初めてのけいれんの場合や、異常な状態が観察される場合は早めに医療機関を受診しましょう。
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