やめたいと思っていてもなかなか止められないのが「たばこ」です。含まれているニコチンには強い習慣性があり、依存度が非常に強いためです。「たばこを吸いたい」「吸わないといらいらする」といったニコチン離脱症状(禁断症状)が出てきて、禁煙が難しくなるのです。そこで、禁煙をしたいという人に、手助けになる薬をいくつか紹介します。
- ニコチン製剤(ガム剤、貼付剤):
ニコチンを補充することにより一時的に禁断症状を軽減し、禁煙を容易にすることを目的としています。使用期間中は喫煙してはいけません。過量のニコチンが摂取され、頭痛、めまい、吐き気が現れる恐れがあります。
- ガム製剤使用法:たばこを吸いたくなったら1個をかみます。1週間に1日1個の割合で減らしていき、1日1~2個となれば止めます。ガムなので口が寂しくありません。
- 貼付剤使用法:1日1枚、腹部などに貼ります。濃度の濃いものからはじめ、薄いものへと減らします。使用を忘れることは少ないですが、皮膚がかぶれることがあります。
- 経口剤:
ニコチンを含みません。薬がニコチン受容体に結合することにより、たばこが美味しくないと感じさせて禁煙に導きます。
使用法:1日1回0.5mg錠から初め、服薬量を徐々に増やし8日目以降は1回1mg錠を1日2回朝夕食後服用とします。最大服薬期間は12週間です。最初の1週間はたばこを吸っても構いません。
この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.134(2008年11月17日発行)」に掲載されたものです。