健康診断などで血糖検査を行うときに、同時に「HbA1c」の検査を行うことがあります。「HbA1c」は「ヘモグロビン・エー・ワン・シー」と読みます。赤血球の中に含まれるHb(ヘモグロビン)とブドウ糖が血管内で結合したものが「HbA1c」で、ブドウ糖が血中に多いほどHbとの結びつき(糖化)が増え、血中の「HbA1c」の割合は多くなります。また、糖化したヘモグロビンは赤血球の寿命(約4か月・約120日)が尽きるまで元には戻りません。 体内で新しい赤血球がつくられ、入れかわる時期を考えると、「HbA1c」を調べることによって、過去1~2か月間の平均血糖値、血糖のコントロール状態がわかります。HbA1c値は、食事や運動には影響されにくく、1~2ヶ月前からの平均的な血糖の状態を示しているので、病気の状態を正確に知ることができます。
基準値は国、施設により若干異なりますが、4.3~5.8%とされます。糖尿病の方は一般に6.5%以下になるようコントロールします。ただ、数字で言われても、なかなかどの程度悪いのか、良いのか実感できないと思われます。この場合、この数字に30を足してもらい、体温に例えるとわかりやすいと思います。例えばHbA1c値が8%であった場合、体温に例えると38度、10%なら40度となり、かなり重症といえます。
現在、名称の変更などが検討されていますが、今後も重要な検査であることは変わりません。
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