コラム

ドクター・グリーンの健康アドバイス

大腸がん検診のすすめ

脂肪接収量の増加や食物繊維量摂取の減少など、食事の欧米化とともに大腸がんは増加傾向にあります。すべてのがん死亡数に占める大腸がんの割合も1955年から年々増加しています。


しかし、最近では早期に発見し、早期に治療すれば治りやすいがんといわれるようになってきました。早期発見には、定期的に健康診断を受けることが大切です。

まず簡単な検査として、
  1. 便潜血検査(検便)があります。大腸がんになると、肉眼では見えないほどの微量な出血が大腸内に起こることがあります。検査結果で便に血があったと確認した (陽性)場合、大腸がんの存在または痔や炎症などによる出血がうたが疑われ、更なる検査(注腸検査あるいは大腸内視鏡検査)が必要とされます。
  2. 注腸検査は、肛門から大腸に造影剤(バリウム)と空気を注入して体位を変えながらいろいろな角度からX線撮影を行います。
  3. 大腸内視鏡検査は、細くやわらかいホース状の内視鏡を肛門から挿入して、大腸粘膜の様子をモニター画面に映し出して、直接観察します。状況により、粘膜の表面を少しつまみ取って顕微鏡で調べる検査やポリープの切除が行われることもあります。

定期検診以外には、便通異常(下痢傾向や便秘傾向になった、便秘と下痢を繰り返すなど)の方 また血便のあった方、日ごろ腹痛や腹部膨満のある方、がん家系の方(特に大腸がん)や40歳以上で大腸検査を受けたことのない方は、積極的に大腸がん検診を受けることをお勧めします。
まずは、便潜血検査から始めましょう。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.090(2007年01月15日発行)」に掲載されたものです。
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