コラム

ゴルフ南遊記

悪癖1日して治らず

悪癖1日して治らず

最近うだるような暑さと戦いながらゴルフをしている石原です。皆様いかがお過ごしでしょうか?

さて今回は、最近ある程度良いスイングが出来る様になった生徒さんに多く見受けられるスイングの症状がありますので、症例と簡単な対処法をご紹介していきます。

ある程度良いスイングが出来るようになってくると、飛ばしたいとか、方向を良くしたいとか、色々と欲が出始めます。そうするとダウンスイングの切り返しからボールを打ちに行く(当てに行く)動作が入るわけです。その結果、クラブがプレーンより外側から降りてきて、入射角が鋭角になりすぎてしまい、スライス系の球が止まらなくなるという症状が出ます。

これは、厄介な事に長いクラブ程症状が悪化します。この動作を私達は、釣り竿をなげる動作に似ている所から、キャステイングと呼んでいます。

症状としてはよくみられるのは、

  • ボールが左に飛び出しスライスする
  • トップして低いスライス
  • 引っかけ
  • チョロ
  • 大きくスライスする
  • ターフが深くなり、よくダフる

と、思いつくだけでも切りが無い程の症状が出てきます。 対処法として、ダウンスイング以降、シャフトをプレーンと同じ平行な角度に合わせながら降ろせば、論理的にはこのキャステイング動作は無くなります。

しかしこのキャステイング動作は、自覚症状が無いのと、ダウンスイングを意識し難い事から、1回で直ぐ治ることは稀なケースで、私が付きっきりで生徒さんのスイングを見てても、3~6レッスン(3~6時間相当)掛かってようやく自覚出来るレベルになるという非常に厄介な症状です。焦らず、誰かにスイングを見てもらいながらゆっくり直してみて下さい。

上記に“シャフトをプレーンと同じ平行な角度に合わせながら降ろす”とありますが、ゴルフをされる方はご存知のようにプレーンには2種類有ります。どちらのプレーンに対して平行に降ろすかまで解説すると、スイングを研究するという面白みが無くなってしましますので、プロのスイング等を見ながらご自身で考えてみてください。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.147(2009年06月15日発行)」に掲載されたものです。
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