コラム

ゴルフ南遊記

依頼

依頼「もしもし?PCテストに通るレベルまでゴルフが上達するようにしたいのですが……。」


1本の電話依頼から始まりました。今回の依頼者はアサカワさん。ラウンド平均130のゴルフを始めたばかりの男性です。依頼内容は、PCテストに受かりたいのだが、そのレベルに達していないとの事でした。会社からも早くコースに出れるようにと、せかされている様子です。


何とかしたいものです。


今回私たちが取り組んだ事は、先ずは球を綺麗に捉まえる事と、スコアメイクに欠かせないグリーン周りのシンプルな打ち方を習得してもらう事に重点を置きました。
先ずは構えの基本(写真1参照)を理解していただき、その後どんな大きさのスイングをするにも、必ず通さなければいけない道(時計で表すと9時から3時の位置)の練習と、簡単にスイングプレーン(スウィング中にクラブヘッドが描いてできる面)に乗せるためのおまじない“Aを閉じる動き”を重点的に繰り返したおかげか、やってもらいたかった動きを割と早く習得出来たのではと思います。しかし、フォーロースルーの位置がうまく体現出来ないという事で、仕上げに逆手素振り(写真2参照)を繰り返し、”Aを閉じる動き”の疑似体験を繰り返す事で、最終目標の綺麗に球を捉える事を、ほぼ実現する事が出来たのではないかと思います。


さすがに6回のレッスンでは全て伝えきれないので、グリーン周りの打ち方は1つに絞り復習の形を取りました。

もう少し練習を繰り返せば、PCテストぐらいは楽に通ると思います。アサカワさんの御健闘を祈ります。


今回は、私がどのようにレッスンをしているのか、その一部を書いてみました。上記のような形で生徒さんの悩み希望を聞きながら、早く上達する方法を一緒に模索しつつ楽しく取り組む事にしています。

文=プロゴルファー 石原健太郎
この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.130(2008年09月15日発行)」に掲載されたものです。
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