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コース戦略

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皆様如何お過ごしでしょうか?先日シンガポールで試合がありました。今回も前回同様、良い調子をキープできていたので少し期待して望みました。今回は賞金が少ない試合なので、経費削減対策として練習ラウンドなしのぶっつけ本番で試合へ。初日、コースが良く分からないせいか戦略ミスが多く目立つ内容でオーバー・パー・フィニッシュ。しかし他の選手もあまり良くなかったおかげで順位はまずまずのポジションで終了。ここからが問題です。試合前日、日本から新しいクラブが届いていました。当初、試合終了後に試す予定でしたが、私の中で悪魔が囁きました。「順位的にも優勝の目はないし、次の大きな試合のために、明日はクラブを試しながら軽く回ってみれば?」はやる気持ちを押さえきれず2日目、練習なしで実践導入。結果は言うまでもありません。すっかり調子に乗っている自分がそこにいました。どんなときでも油断せずに冷静に物事を判断する事と、謙虚な姿勢を忘れない事を教えられたのでした。帰路で何度も自分を責めました。

気をとり直して今回はコースの攻め方について少しお話ししたいと思います。

まず初めに質問。ティー・ショットを打つ時、ホールによってティーアップする位置を右側や左側に変えていますか?「NO」と答えた人は発想を少し変えるだけでスコアーが良くなるはずです。以下を読み進んでみてください。では「YES」と答えた方に質問。どのようにセカンド地点を狙っていますか?

  1. 対角線に狙う
  2. 直線的に狙う

殆どの方が(1)ではないでしょうか?例えば右に障害物があれば右側にティーアップして対角線上に左側を狙うと右側が広く使える。どこかで聞いたフレーズですね?しかし、答えは(2)の「直線的に狙う」です。

プロでも中には対角線上に狙う人もいますが、殆どのプロがホールに対して出来るだけ角度を付けずに直線的に狙っていきます。色々なプロと話しましたが、皆口をそろえて「直線的に狙う」と答えました。あるアジア・ツアー選手に質問したところ、「上位に食い込んでくる選手で対角線上に狙う人はいないよ」ときっぱり言い切っていたのでまず間違いないと思います。

以下に直線的に狙うメリットと対角線に狙うデメリットを上げてみました。

直線的に狙うメリット
  • 体とボールの位置関係が変わりにくく目標にまっすぐ立ちやすい
  • 体とボールの延長線上がコースの中にある
対角線に狙うデメリット
  • 体とボールの位置関係が分かりにくく目標に対してまっすぐ立ちにくい
  • ボールの延長線上はコースの中にあるが、体のラインがコース外に向いている
  • 目標方向の見え方に均一性がない

私も昔あるプロに攻め方を指摘されて以来、コースに対して直線的に狙う様になりました。以後、ミスしてもボールが無くなるところまでは行かなくなり安定性が増した気がします。

紙面上ではなかなか詳しく紹介できないので、もっと詳しく聞きたい方は、レッスンに遊びに来てみてくださいね。

文=プロゴルファー 石原健太郎
この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.124(2008年06月16日発行)」に掲載されたものです。
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