コラム

ゴルフ南遊記

基本の大事さ(後編)

基本の大事さ(後編) 前回、子供たちに私が教えることは、正しく構える事と、正しいスクエアーグリップを覚えさせる事だとお話しました。

子供たちには将来を見越して基本の大事さを話すのですが、ゴルフ歴の長い子ほど私の意見を聞いてくれません。なぜなら、前回お話しした「超フックグリップに握って、前傾姿勢を深くしながら体をしならせる」というフォームなら子供の力でも飛ばす事が出来るため、スクエアーグリップを嫌がります。まだスイングの核心を理解していないので無理もありませんが。逆にゴルフ歴の浅い子は、当然何もわかりませんので、私の話を素直に聞いてやってみようとします。

私の話を聞いてくれる子供達には、基本だけは随時確認してあげて、後は何も教えずに放っておきます。基本の事をあまり聞いてくれない子には教えない…ではなく、どうしたいのかを聞き、修正してあげます。

前者は基本を大事にする方法。後者は問題を消していく方法と内容が全然違います。

そして進歩具合を見ていくとある時面白いことが起きました。

練習時間は同じなのに、今まで上手く打てなかったゴルフ歴の浅い子が、ゴルフ歴の長い子よりも上手に打つようになったのです。私が特別教え上手なわけではなく(涙)基本を押さえているので余計な動きをする必要がない。ですから、練習すればするほど感性が宿り、無駄が減っていく。当然ながら良い当たりを続けて打つことが出来るようになります。

これはジュニアだけに当てはまる事ではなくゴルフをするすべての方に当てはまる事だと思います。今からでも遅くありません、最初の数ヶ月我慢すれば上達具合が確実に変わってくるはずです。

今回は、私が骨身をもって痛感した基本の大事さについてお伝えしました。
この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.108(2007年10月15日発行)」に掲載されたものです。
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