
今回の南遊記はインドのクオリファイです。
私は前年度のランキングで、幸いファイナルからの出場でした。今回のコースは、ニューデリー空港から約1時間程のGOLDEN GREEN GCというところで開催され、リンクスタイプのコースでした。コースは狭く、風がものすごく強い上、ラフはボーボーで茎みたいな太さ。自分のパワーでは普通に打つことが出来ませんでした。さらに輪をかけてグリーンがツルンツルンに速く、フェアーウエーもカチカチ。今の実力では、アンダーパーで回る事など不可能なコースでした。
しかしそんな中でも優勝はアンダーパー!!もっともっと練習していろんなコースに対応できるようにならなければと痛感した試合でしたが、何とか予選通過して最終まで残り来年度の出場権を獲得しました。
リンクスコースで風が強い。風でラフがなびいているのわかります?
さて今回共に行動したのが、台湾人の2人組で、彼らはそんな状態でも良いスコアーで回ってきます。背丈もパワーも同じぐらい、まして同じアジア人。なぜだろうと色々聞いたところ、台湾にも同じように風が強く吹くコースがあるとのこと。そこで育った彼らには、このインドのコースもその中の1つぐらいだそうです。特に感動したのが風の中でのパンチショット。自分が打つパンチショットは、低く出て途中から少しずつ浮き上がっていきます。その浮き上がったところを風にさらわれてしまうのです。台湾人の1人にお手本を打ってもらったのですが、彼の打つ球は棒球で目線からボールが上がりません。そのままグリーン手前に落ちコロコロとピンに向かいます。スピンのコントロールが非常にうまいのです。さらにそこからドロー、フェードと打ち分け、グリーン上で止まるスピンをかけたバージョンもできると言います。その後練習場で彼にびっちり打ち方を教えてもらったのは言うまでもありません。
コースの攻め方の話では、そんな攻め方じゃだめだよ、おまえ頭悪いなーと笑われ、綺麗なコースで回りすぎなんじゃない?いいか?こういうケースでは“カクカクシカジカ”と、風の中での攻め方とかも色々教えてもらい収穫ある練習が出来ました。彼らのパンチショットは今まで考えていた打ち方とはかなり違うので、この技を物にするために現在特訓中です。
練習場で低い球を打つ練習をしている日本人がいたらたぶん私です。
この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.104(2007年08月20日発行)」に掲載されたものです。