
今回の場所は、クアラルンプールにありますSERI SELANGOR GC。コースは狭くグリーンは非常にうねっている難しいコースでした。グリーンスピードも11フィートぐらい出ておりグリーン斜面に落ちればグリーン外まで落ちる事も覚悟しなければなりません。今回はそんなコースを如何に攻略するか! ボールの落とし場所を何処にするかがスコアメークの鍵となります。そのスコアメークの鍵となる秘密のメモについて今回は公開します。
これは私たちプロにとって生命線ともいえるものです。船に例えると地図を持たないで大海原に旅立つようなものです。何だか分かりますか?
多分ご存知の方も多いと思いますが答えは、ヤーデージブックです。

さて、このヤーデージブックですが
- お値段は?
まず私達は試合の2~3日前にコース入りします。そしてエントリーなど諸手続きを済ませ、先ほどのヤーデージブック(メータ表示のものも有り)を(大体ローカルツアーで20S$前後、大きい試合になると20US$)を購入します。なぜ試合によって値段が変わるかは不明です。
- 誰が作っているの?
大体はプロキャデイです。試合関係者が作っている場合もあります。彼らは試合があるコースに数日から一週間位前にコースに入り下調べし本のような形にして販売します。
さて練習ラウンドに出かけるとしましょう
メモの取り方
人によってメモの仕方が変わってくると思いますが、自分を例に進めていきましょう。
まずはホール全体を眺めます。そしてOB、ハザード、バンカー等の障害物、入れてはいけない場所(芝つきが悪い所、傾斜がきつい所、ラフが深い所)をチェックして、先ほどのヤーデージブックに書き込みます。私の場合グリーン周りのラフを特に気をつけて見ます。特に逆目のラフは要チェックです。なぜかといいますと、ここからはまず普通の打ち方では寄せることが出来ません。打ててもかなり寄せる確率が悪くなります。ですから危険地帯とし、そこにはなるべく入れないようにします。
今回から3回にわたり「秘密のメモ」について説明していきます。最後に試合で回ったコースを例に実際どのように攻めていったかを私のヤーデージブックを例にしながら説明したいと思います。お楽しみに!!
この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.068(2006年02月20日発行)」に掲載されたものです。