コラム

ゴルフ南遊記

100を切ろう(前編)

私もゴルフをやる中で、100を切るのにはどうすればいいのか? を聞かれる事があります。そこで今回はビギナーの方の目標である100を切る方法、練習方法を書いて行きたいと思います。

プロである私たちは、100を切るのは勿論難しいことではありません。例えば好きなクラブ1本だけ選んでコースを回ったとしても、100は切る事は難しいことではありません。ではなぜ多くの方が100を切るのを目標に頑張って四苦八苦しているのでしょうか? 勿論プロなんだから練習量も違うしクラブ1本だけでも100を切ってくる事は当たり前じゃないか! と言われればそれまでですが…。
しかし100を切るにはそれなりの理由なり考え方があることも覚えておいてください。

考え方

まず100より1ストローク良いスコアで回れば100を切れるのですから、PAR72のコースで27ストロークまでオーバーしてもいい計算になります。すると9ホールをボギーペースで回り、残りの9ホールをダブルボギーペースで回ると、ちょうど99になりますね。
ほら、これだけ見ると簡単ですよね?
そうなんですスイング論だとか複雑に色々考えていると簡単なことも難しくなってしまいます。多くの方が、プロは非常に難しく、複雑な事をやっているのではないか? と思われますが技術論等もそうですが強い選手程シンプルにゴルフをやっています。
何事もそうなんですがシンプルが実は一番強かったりします。プロになっても勿論どのレベルにおいても同じ事がいえると私は思います。

それでは少し説明していきましょう。一部を除くコースのレギュラーテイの平均は350Yぐらいだと思います。先程もお話したように9ホールをボギーペースで回り、残りの9ホールをダブルボギーペースで回ればいのですから、どのホールもボギーオンを目指しましょう。そうすれば100切りどころか90切りも夢ではなくなりますよ!

パー4 350Yを例にとると
  1. ティーショット 150Y
  2. セカンドショット 150Y
  3. サードショット 50Y
  4. 2パット
これでボギーです。
ご覧の通り150Y以上のショットは必要ないんです。それなりに練習している方であれば、150Y打つことは難しくないと思います。簡単ですね? 簡単に思うことが大切です。

落とし穴

私が見てきて100をきれそうで切れない方が陥る共通の落とし穴があります。
よく耳にするのが今日はOB何発打ったとか、あのホールで池に入れなければ100を切れた等。心当たりありませんか? ロングゲームやセカンドショットばかりに目が行っていると100切りは難しいものとなります。
上でも説明したように150Yを次打が打てるところに適当に打っておけばいいんです。
“適当に打って”ってお前!と突っ込みたくなると思いますが、ロングゲームはそんなに精度はいりません。あくまでも楽に簡単に打ってください。ここで注意点を1つ、徹底的に障害物を避けて打つ事を忘れないでください。

ここで例を1つ。
世界をまたに掛けている“笑顔”で有名な某現役プロがまだ学生だった頃、ある試合での出来事です。距離は無いのですがティーショットが非常に難しく皆アイアンを使って打っていくホールがありました。朝一番と言う事もあり、皆緊張した面持ちでアイアンを使ってもOBを打つ選手が多くいました。そんな中でそのプロはなんと簡単にSWでティーショットを打っていきました。距離にして70Yぐらいでしょうか。そしてセカンドショットを3Wで打ちパーで上がっていきました。その頃からそのプロは徹底的に障害物を避けて打つ事がスコアーメークに繋がる事を知っていたのです。繰り返します徹底的に障害物を避けて打つ事を忘れないでください。

もったいぶりましたが最後に100をきれそうで切れない方が陥る共通の落とし穴はアプローチ、パターです。簡単そうで一番難しかったりします。プロの世界でも一番練習時間を費やすのが、アプローチ、パターです。プロはアプローチ、パターが難しいことを肌で感じているので自然に練習します。

次回は簡単そうで一番難しいアプローチ、パターの練習法を書きたいと思います。お楽しみに!! 100を切ろう(前編)
この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.063(2005年11月21日発行)」に掲載されたものです。
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