めずらしく妻に叱られたあと私の部屋にやってきた息子。母の言い方に対する怒りを喋り続けた。しばらく聞いた後、なんでお母さんがそんなに感情的になって怒るかわかる?たずねてみた。「僕が学校から帰ってきてすぐにコンピューターゲームを始めたから、それが気に食わなかったんだと思う。」「それはそうかもしれないけれども、お母さんの気持はね、もしかすると自分自身も気が付いてないかもしれないけれども。君のことが心配で心配でしょうがないんだよ。こんなコンピューターゲームばかりやっていたら、頭がおかしくなるのではないか。目だってもっと悪くなるのではないか。ひきこもりになったら……。いろいろと心配になりそれが不安になり君に対する怒りとなるんだよ。言い方は良くないかもしれないけれども、その気持ちはきちんとわかってあげないといけないよ。お父さんもお母さんも君が幸せになればいいだけの話なんだよ。」「わかるけどやっぱり頭に来る。」と言いながらもその顔はかなり落ち着いた顔になっていました。
親の気持ちは子どもが幸せになってくれればよいのです。でも、いったいどうしたら生き生きと幸せに暮らせるようになるのでしょう。親は何をしてあげればよいのでしょうか?これを買ってあげれば、この学校に行かせれば絶対に今も未来も幸せになるとはっきりとわかるものがあれば親は何とでもします。しかし、そんなものは存在しません。誰かに成功例を聞いたとしてもそれはその人には当てはまったかもしれませんが自分の子どもには当てはまらない可能性のほうが高いのだと思います。人任せにせずに一生懸命考え答えを出すしかないのです。その場その場で、その時その時で、現実を正面から受け止め、ベストと思える選択をするのです。そして、結果に対してしっかり責任をとり、子どもを信じるしかないのです。その姿を見て子どもは成長するのではないでしょうか。親がいい加減な行動をとっていてはじまりません。子どもが成長するにつれて、親も親として成長しないとならないのです。
子どもの成長に負けないように頑張らないといけない。自らも心に命じます。
文=峯村敏弘(Eisインターナショナル プレスクール園長)
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