年末の休みを利用して日本でイーズの卒園生とお母様方にお会いしました。みんな大きく立派になりました。初めのうちは照れていた子どもたちも段々と打ち解け、帰る頃には大騒ぎになりました。何年も前から知っていて、その時もその後も繋いできた信頼の大きさを感じました。しかし、お母様方の関心の中心はやはり勉強のこと、このままでいいのかな?中学入試は?など。心配事は尽きません。
そこで、もう一度イーズの目標、「子どもたちの今と未来を幸せにする。」その為に何をしなければならないのかを真剣に考えれば今の不安はかなり解消されるのです。学習は今と未来を幸せに生きていくための手段です。自分で考えて、自分で行動し、自分で責任を持つ。そして自立し、自分の人生を自分の足で歩くことが大切なのです。園長としては子どもを信じていれば絶対に大丈夫だと確信しています。長年たくさんの子どもを見てきた結果です。先日もお子様が大学生になったお母様とお話した時に、「あの時は心配で怒ってばかりいました。今、もっとほめてやればよかったと思っています。」本人とご両親のご苦労を知っているだけに感無量でした。でも、自分の子どもを見ていると心配になります。つまり、親はいつも自分の子どもに対して冷静ではないのです。毎日、広島聖書バプテスト教会からのメッセージがあり、「比較は人の常、肉の性質、サタンの誘惑だ。比較からあらゆる問題が派生する。劣等感と優越感、妬み、悪意。」との文章がありました。特にほかの子どもと自分の子どもを比較した瞬間に冷静さを失い不幸の道を歩くのです。
芽は無理やり引っ張ればちぎれてしまいます。ちぎれなくとも悪い影響しか与えません。しっかりと根を張った立派な木を育てるためには水を与え肥料を蒔き、鉢植えであれば大きさに応じて植え替えてやらなければなりません。子どもも同じで、じっくりと愛情を注ぎ成長を楽しむことが大切です。親が出来ることは、自分の子どもに合った環境を作ってあげること。家庭環境もそうですし、偏差値や噂に左右されず子どもに合った学校選びをしてあげることでしょう。成長すればするほど親が直接子どもに出来ることは少なくなり、応援団長としてグランドの外から共に喜び共に泣くことしか出来ないのでしょう。
文=峯村敏弘(Eisインターナショナル プレスクール園長)
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