コラム

Eis園長先生の教育談議

ストレス

毎日、子どもたちの笑い声の中で仕事が出来ることは本当に幸せなことです。事務的なことで疲れがたまったとしても子どもたちの中に入り一緒に遊んでいると気持ちはリフレッシュされ、新しい力が湧きます。子どもたちにエネルギーと感動をもらい、救われ、先生方、保護者方に支えられやっと園長業が成り立っているのです。ありがたいことにイーズ開園以来、朝起きて「今日は幼稚園に行きたくないなー。」と思う日は一度もありません。皆様のおかげです。


先生方から相談を受けることがあります。人間関係や、思い通りに行かないことに対して、悲しみや自己嫌悪を覚えストレスを抱えていることがほとんどです。そんな時の解決方法は何のためにこの仕事を選んだのかを思い出し、原点に返ることです。見た目や評価を気にせず子どもを中心にものを考えると迷いのほとんどは解消されます。子どもたちを中心に考えて行動した事がうまく行かなかったり行き詰ったりしても必ず次の手段が見えてきます。ストレスはたまりません。逆に子どもを中心に考えず失敗したときは落胆と後悔しか残りません。


ある本にストレスをためないで仕事をする方法として、「一番気の重たい仕事から片付けなさい。」と書いてありました。実践してみると、仕事でのストレスが緩和された気がします。いやな仕事を伸ばせば伸ばすほどそのことにかかわっている時間が長くなるのです。また、引き伸ばすことによって、詳細を忘れてしまったり、締め切りに間に合わなくなったりと新たな問題、更に深刻な問題が生まれ、以前よりも増したストレスとなって返ってくるのです。


どんな場合でも現状にしっかりと目を向けることが大切なのでしょう。嫌な事、逃げたいことを正面からぶつかる事に腹をくくれば8割は解決しているのではないでしょうか。そして、目的と優先順位を明確にし解決方法を探ることが大切だと思います。


しかし、つらい事に目を向けることは勇気がいることです。小心者の園長はいつも子どもたちから勇気をもらい、やっとのことで問題に向かっている毎日なのです。感謝です。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.128(2008年08月18日発行)」に掲載されたものです。
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