息子がインターナショナルスクールに通い始めて1年が経ち、各教科の先生方との面談がありました。母親の望みは高いのですが父親としては良く頑張っていると思っています。何を学んでほしいかによってその評価は違ってきます。父は息子を名の通った学校に進学させることを目的にしていません。他人の価値観にどれだけ合わせられるかではなく、自分の価値観を構築してほしいのです。決して人のせいにはしない責任感を持って欲しいのです。
NHKの番組に元ジャイアンツの桑田真澄さんが出ておられました。その中で自分の野球人生を振り返り、結果がすべての世界にいたからこそ今はっきりとプロセスが何よりも大事だと言えると言っておられました。今、このことを伝えられる大人がどれだけいるのでしょうか?表面的な結果だけが優先されそこまでのプロセスは無視されてしまうことが多いように思います。
今の日本においてお年寄りや障害者など立場の弱いものが年々軽視される傾向があります。現在お金を稼ぐことができない弱者は切り捨てるられる。あるいは、迷惑がかからない範囲で助けてあげる。世間ではそんな気持ちがまん延し、お年寄りの今までの功績や障害者の現代社会に与える警鐘や癒しは全く無視されています。昨年度も自殺者の数が33,000人超、何故こんなにたくさんの人々が死に急ぐのでしょう?結果だけを追い求めると、この世での人生はむなしいものでしかありません。どんなに何をしても人生の結果は死んで終わり、この世に別れを告げます。大切なことは今生きているということなのです。そこに人とのかかわりがあり、自然との共存があり、そのことによって多くの感動があるのです。
子どもたちが迷走する原因は大人たちがあまりにも結果を求めすぎ途中のプロセスを軽視してきた結果です。大人たちが正気を取り戻し、今生きているという、このプロセスを楽しむことを子どもたちに伝えていかなければなりません。人生は、楽しい遠足のように到着することが目的ではなく、途中で起こる色々な出来事、色々な感動と発見が大切なのです。子どもたちに人生の出来事一つ一つを味わう喜びを伝えたいと思います。そして、自分自身も自分の人生をもっと味わいたいと思います。
文=峯村敏弘(Eisインターナショナル プレスクール園長)
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