子どもたちの成長をよくダイヤモンドの原石で例えられますが、まさにその通りだと思います。原石を磨き、赤く光りたがっているものにはきれいに赤く光らせてあげることが良く、赤く光りたがっているのに青く光らせるためにペンキを塗ってもあまりすばらしいものになりません。大切なことは個性を大切にしながら押し付けるのではなく伸びたい方向に思い切り伸びるように援助してあげることが教育の原点ではないでしょうか。自分に合わない、いやいややる2時間の勉強よりも、楽しめる30分の経験の方がはるかに役に立ちます。
では、どうしたら子どもの伸び行く方向を理解し、援助することが出来るのでしょうか。私も中学生の父として、妻に叱られてもぬかに釘の息子を見てどうしたもんだ、と日々悩んでいます。確実な方向性が分かっていればこんなに楽なことは無いのにといつも思います。しかし、大切なことは親も子どもも十分に悩み、考え、試行錯誤すること、それによって心も頭も鍛えることなのだと言うことに気付きました。このときの注意事項は明るく悩むことです。未来を暗く否定的に想像することはどんどんその方向にレールが引かれます。あくまでも肯定的に明るく考えましょう。まず、親が自信を持つことです。息子を叱りたくなってしまうのはなぜか、それは「こんなことではこの子はどうなってしまうのか。」「社会の落伍者になってしまうのではないか。」と不安が心によぎった時、めらめらと怒りがこみ上げてくるのです。また、「あの時もう少しがんばっていたら、もっと良くなっていたはず、あの時、もっとサボっていたらどうなっていただろう。」そんな不安定さが怒りを倍増させるのです。子どもは親に良く似ています。悪くても同じようにすり抜け同じように成長していきます。親が自分自身にしっかりと自信を持って「この子は自分の子だ、自分だって何とかなったんだから、この子も何とかなるだろう。絶対に落伍者にはならない必ず幸せになる。」自信を持ちましょう。子どもの未来にも自信を持ち今の自分を感謝していれば子どもはもっともっと豊かに大きく成長していきます。親が不安にさいなまれ必要以上に子どもの成長に介入すると指示待ち族やニートと呼ばれる若者になってしまうのではないでしょうか。
今の状況を感謝し、自信を持って子どもと一緒に明るい未来を想像しましょう。私も息子と「5年後お父さんは50歳、君は15歳。どんなすばらしい青年になっているのかな。」10年後、20年後、どんな人生を送りたいか、ゆっくりと夢をもった話しをしていきたいと思います。
文=峯村敏弘(Eisインターナショナル プレスクール園長)
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