鋼矢板用膨潤止水材「パイルロック」がいよいよシンガポールに本格上陸。
セントーサ島やオーチャードロード界隈をはじめ、現在も建設ラッシュのシンガポール。今後これらの現場で活躍が期待されるのが、今回シンガポールで本格的に販売が始まる日本化学塗料社の鋼矢板用膨潤止水材「パイルロック」だ。鋼矢板は、 仮設構造物、護岸、岸壁および土留め壁のみならず、廃棄物処理や海や河川の締め切り工事、橋脚・橋台の新設や撤去等の工事等に止水壁として使われてきた建設資材。膨潤止水材「パイルロック」は、合成樹脂を主成分として塗料化したもので、鋼矢板の接続部分に塗布することで、これら鋼矢板間の隙間を満たし、止水性を高めることができるというもの。特許も取得済みというお墨付きの製品で、日本国内では3,000件を越える建設現場で使用された実績がある。「パイルロック」を使用することで、作業工法的にコストメリットがあるのと、思わぬ水のトラブルを未然に防ぐことが可能になり、工程管理もしやすくなるという。これまで韓国、スリランカ、シベリアといった風土、気候も異なる環境での導入事例もあり、海外物件での実績も豊富だ。「シンガポールを拠点に、タイ、マレーシア、ベトナム、インドネシアでのビジネス展開をしていく予定です。これまでは、海外からの要請を受けて製品を供給して参りましたが、今後はこちらを基盤とし、止水材の普及に努める所存です。」 と、日本化学塗料株式会社取締役開発部長小林氏は今後の抱負をコメントした。 その注目の膨潤止水材「パイルロック」をご紹介しよう。
「パイルロッック」の塗膜は、吸水膨潤して、鋼矢板継手部(爪部)の隙間を埋めて止水効果を著しく高める。また乾燥後の塗膜は弾性があるので、鋼矢板打設の際に土との摩擦で剥離することが抑制され、部分的に剥離しても膨潤する際に修復され止水性を保つことができる。
パイルロックを鋼矢板の爪部に塗布・乾燥後水に浸漬すると数時間で膨潤し始め、24時間後には淡水で約20倍、海水で約6倍に膨潤する。
鋼矢板引き抜き後、膨潤塗膜は柔軟性にとみ、スクレーパー、ウォータージェット等で容易に取り除く事ができる。製品そのものが水質に与える毒性もなく、環境にやさしい。(東京食品技術研究所調べ)
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文= 桑島千春
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