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企業紹介

2007年4月6日

ピース・オブ・マインド、 海外での万が一に備えるアシスタンスサービス。

日本エマージェンシーアシスタンス株式会社

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外国の地で暮らす我々にとって、「万が一」の緊急事態が発生した際の対応に一抹の不安を覚えることは否めない。シンガポールの国内外で不慮の病気にかかってしまったとき、それが地域特有の病気である可能性があるケースや、医療を受けるにしても言葉の問題や現地の医療機関の水準、医療の仕組みに至るまで、日本国内とは全く異なるという状況もありえるし、出張や旅行などで突発的な自然災害、政治的混乱やテロ等、命にかかわる様々なセキュリティリスクが発生することも考えられる。
現代的な医療施設が整っており、政情も安定しているシンガポールで日々過ごす場合にはあまりピンとこないものの、東南アジア各国への旅行や出張に出掛けると、他人事とは思えない気持ちになる読者も多いはずだ。

 

 

 

2通常、個人が来星するときには、旅行者や駐在員という立場は違っても海外旅行者傷害保険に加入しているケースが多い。緊急事態が発生した際に家族が救援者として駆けつけたり、医療搬送が必要な際の手配を代行したりする「アシスタンス」サービスの部分とそれらを解決するのにかかる費用を補償する部分の二つからなるのが海外旅行者傷害保険だ。加入しておけば、指定医療機関での治療がキャッシュレスサービスで受けられたり、緊急時の電話対応などが一般に知られているベネフィットだが、命に関わるような不測の事態に関して、手持ちの保険がどれほどの対応をしてくれるのか、ということまで知る人は案外少ない。

 

 

 

 

 

また、海外旅行者傷害保険は、費用補償が中心なので、いざというときの対応には限界がある。コンプライアンスの側面から考えても、危機管理の義務のある企業主であれば尚更、有事に備えたシミュレーションを十分に考慮した上でのサポート作りをしておく必要があることはいうまでもない。社員とその家族が海外で安心して長期滞在できる環境づくりとして、いわば企業の担うべき責任であるといえる。

 

 
そこで今回紹介するのが日本エマージェンシーアシスタンス株式会社(EAJ)のサービスだ。EAJ社は、前述の海外旅行者傷害保険における「アシスタンス」サービスの実行役を担う。「アシスタンス」サービスというと、助手・補佐役という意味を一般的に思い浮かべるが、「アシスタンス」が業務として社会的に認知されて浸透している欧米諸国では、「アシスタンス業務」とは、何らかの困難があらわれた際に提供される「支援サービス業務」のことを意味している。つまり、EAJ社は、契約を結んだ会員の海外旅行、出張などの滞在中の緊急事態(特に緊急医療事態)に関する包括的なアシスタンスを日本人向けに提供しているのだ。何かと不安定な海外情勢を踏まえて、徹底した危機管理体制を整えるべく、滞在先の状況に合わせたアシスタンスの必要性を感じている日系企業が増えている中、そのパートナーとして活躍するEAJ社。世界各国にあるネットワークを駆使し、24時間体制で対応するという EAJ社のアシスタンスサービスを早速覗いてみよう。

 

 

 

EAJの「グローバルアシスト」&「エグゼクティブアシスト」
日本人のための日本人による日本人の視点に立ったサービス。

アシスタンス業務を提供している企業の多くは欧米系であるため、日系企業にも存在すると聞いて意外に思われた方もいるのではないだろうか。そのひとつが今回ご紹介するEAJ社だ。

 
東京都内に本社を置くEAJ社の特徴は、なんといっても世界中どこにいても日本人による日本人のためのサービスが受けられるところ。EAJ社では、有事に備え、日本の提携専門医療機関からすぐに日本人医師や看護士が派遣される体制と、チャーター機などによる緊急搬送、緊急脱出に必要な事前準備が常に整えられている。その行程全てにおいて日本人のスタッフが間に立って処理をしてくれるという安心感は、本人、家族など精神的な面において何ものにも代え難いサービスといえるだろう。

 

 

※「グローバルアシスト」は、海外駐在員向け、継続して海外に滞在される方が対象(契約期間一年)のアシスタンスサービス、「エグゼクティブアシスト」は、出張者向けで、一回の出張に付き最大九十日間有効で、契約期間内なら渡航先、渡航回数の限定無しのサービスパッケージ。

EAJ社のアシスタンスサービスには大きく二種類ある。

 

医療アシスタンス

  • 適切な医療機関のご紹介
  • 受診後の経過と医療状態のモニタリング、現地医療の評価
  • 通訳、付き添いの手配等
  • 海外での治療費支払いのアレンジ
  • 災害地からの脱出支援
  • 日本人医療者付き添いによる帰国手配
  • 緊急搬送の場合、医療機材の無料提供
  • ご遺体処理、送還

 

セキュリティアシスタンス

  • 海外での政治的混乱、テロや暴動のような事態になった場合の、一刻も早い危険地域からの脱出方法のプランニング、決定、実行
  • 新たに第三世界などへ事業展開される場合、専門家派遣による事前の現地調査、管理レポートと脱出プランの作成
  • 緊急脱出手段の確保、手配

ジャパニーズ・スタンダードの安心を、私たちが提供します。

世界各国で活躍するEAJ社の会員の安全確保のために日々奔走する日本エマージェンシーアシスタンスシンガポール社の中村さん、花本さんにお話を伺った。

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花本裕美さん
オペレーションマネジャー

まず、EAJ社のサービスの特徴を教えて下さい。

花本
やはり日本人のための日本人によるサービスを提供している点です。会員である患者が日本人である以上、医師、看護士、アシスタンスコーディネーター共に日本人であるということはとても大きいと思います。
中村
日本人同士であるということで、患者の精神的な負担を補うメリットは大きいですね。けがや病気を負った場合に日本語で状況が伝えられて治療を受けられる安心感は代えがたいとおもいます。
EAJ社の場合、アシスタンスサービスの規模を誇るよりもサービスの質を大切にしています。他社のサービスによっては、チャーター機などによる緊急移送で日本へ帰国した患者のその後の手配までをサービスに含まないケースもありますが、弊社では、患者の社会復帰、つまり状況に合わせた相応しい病院へ届けるまでを移送サービスとしています。
花本
また、日本に患者が到着する前に、担当医とベッドを用意して到着を待つ受け入れ態勢を整えます。我々は、「ベッド・トゥー・ベッド」のサービスと呼んでいます。

なるほど。アジアならでは、 EAJ社の特徴はありますか。

花本
インドネシア、インド、マレーシアなど、都市部を除く僻地へ赴くほど、医療施設、技術のレベルの低さが大きな問題になります。その点を十分把握した上で、緊急事態の際にどのように対応するかを判断しています。命に関わる大切な問題なので、移動が患者の負担になる場合は、シンガポールやバンコクにまず移送し、状態が落ち着いたら日本人医師や看護士が付き添った上で日本へ帰国するという手配をします。
中村
移送の拠点がシンガポールとバンコクにあり、有事の際には、すぐに我々日本人スタッフが駆けつけます。弊社はフットワークの軽さが特徴です。2005年10月にバリ島で発生した爆弾テロの際も、負傷された日本人の方の救出に弊社の日本人スタッフが駆けつけました。

 

海外旅行者の増加、海外展開を拡大する企業が増える中、貴社のサービスのニーズは高まっていることと拝察しますが。

花本
そうですね、海外旅行、駐在、留学なども含め、世界がどんどん近くなる感覚で会員の行き先も多様化しています。弊社のサービスは、海外旅行者保険でカバーされない慢性の疾患をお持ちの方や、ご高齢の方もカバーするので、今後、団塊の世代の方々の海外長期滞在などの際にもお役に立てるようになると思います。緊急移送等のサービスの充実もそうですが、それに至る前段階の、会員のご家族が日々の海外生活で出くわす医療面の不安事項などにも答えて行くような細かいサービスの必要性を感じます。
中村
日本人の方の為のサービスなので、現在のマーケティング、商品開発は全て日本の本社が担当しておりますが、今後はより現地の状況にあわせたサービスを提供できるよう、シンガポール支社からも働きかけて行く予定です。北京支社では近々現地法人へ向けてのサービスが開始されます。

これまでで心に残るアシスタンスサービスの経験を教えて下さい。

中村
クルージングで航海中の会員の方が、船内で膝を骨折されたとのことで、停泊中にシンガポールの病院で診察を希望されました。その際に通訳として同行したのですが、亡くなられた奥様と約束していたクルージングだったということもあり、ここで下船して帰国したくないという強いご希望がありました。幸い、帰国の必要がなく、数時間病院にいらした後、船にお戻りになりました。直接お手伝いが出来た事で、感謝のお言葉をかけて頂いたのが嬉しかったです。いろんなお話を交わしたことで、私自身もとても勉強になりましたし、とてもやりがいを感じました。
花本
以前、バリ島にご旅行中の方で、風呂場で熱湯のシャワーを浴びたショックで転倒し、足の内股に大やけどを負ってしまった女性の方の搬送をお手伝いした事がありました。一緒に旅行されていた男性が、かなり動揺した様子でコールセンターに電話をかけてきたのを覚えています。急ぎシンガポールに移送して治療を受けた後、清潔で信用おける環境にいることもあり、お二人とも随分落ち着いてきたのですが、女性の方が傷等の後遺症をかなり心配されていました。日本の顧問医師が状況を確認した後、「この程度のやけどなら跡は残らないでしょう、大丈夫ですよ。」と説明しましたところ、ようやくご本人はほっとされたようです。シンガポールでの治療の後、日本人看護士が同行して日本へ帰国されました。

 

 

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中村佳恵さん
ネットワークエグゼクティブ

お二人のお仕事を教えて下さい。

中村
EAJ社のネットワーク構築の仕事をしています。つまり、これまでカバーしているエリア以外の都市や病院、エージェントとサービスの契約提携を進めています。最近オペレーション部からこちらのネットワーク部に異動したばかりなので、頑張って実績を積み成果を出したいと思っています。
花本
オペレーション部のマネジャーを担当しています。毎日いろんな国にいる人達と話ができるこの仕事が気に入っています。部内のメンバーも増えてきたのと、ネットワークの拡大に併せて、重傷案件などの対応もスムーズにできるよう、教育面でも力を入れて全体のレベルアップを図っています。

ビジネスキャリアを積む上でシンガポールという環境をどう思われますか。

中村
日本ではお会いできないような方々にお会いできる良い意味で狭いところ。(笑)上司はなんでもやってみなさい、というスタンスで自由にやらせてくれるので、仕事もとてもやりやすいです。
花本
シンガポールはとても暮らしやすい安全なところで気に入っています。狭い社会とはいえ、人の層が偏る事もなくバラエティに富んでいますよね、日本の縮小版みたいで。中村さんと同じ上司ですが、何にでもチャレンジする土俵をつくってくれます。後は責任取るから自分の相撲をとってこい、と言ってくれるのも心強いです。もちろん、締めるところは締めて、業務の管理面など厳しいチェックも入りますが。

 

座右の銘は何ですか。

花本
「石の上にも三年」。どんな仕事でも三年位は続けてみないと、ほとんどが初めての経験で終わってしまう。何事も三年は必要だと実感しています。
中村
「開けない夜はない」でしょうか。嫌な事、苦労があっても時間が立てば乗り越えられるし、解決できる。その状態がずっと続く事はないと考えるようにしています。あと嫌な事は忘れるように努力しています。

 

 

人命にかかわるアシスタンスサービスに関わる二人は、 EAJ社の業務にプライドをもって取り組んでいる様子が節々に伺えた。めまぐるしく変わる世界情勢を背景に各国で活躍する日本人に安心のひとかけら、ピースオブマインドを手渡し続ける EAJ社の成長は、花本さん、中村さんのように切実にアシストサービスの充実を追求する姿勢が反映された成果と言っても過言ではないだろう。

 
ストレス解消法は、と尋ねると、二人共ふと柔らかい表情が戻った。「お酒、ヨガ」と花本さんが答えると、「お酒もヨガも花本さんと一緒なんです。」と中村さんが追いかける。その他ゴルフにソフトボールにとアクティブな中村さんと、スポーツは苦手でもっぱら愛犬のチワワに癒されてます、という花本さんは、公私共々とても仲の良いバッテリーとのこと。オンとオフを充実させて今後の更なる活躍を期待したい。

 

 

 

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日本エマージェンシーアシスタンス株式会社(EAJ社)について

外資系のアシスタンスサービスの経験が10年以上あるベテランを中心に、2003年に設立。日本人のためのアシスタンスに特化した緊急医療サービス、緊急移送サービス、緊急セクレタリーサービスを提供する。アジアにおいてはシンガポール、バンコク、北京のほか、ロンドン、北米のリッチモンドにも直営のアシスタンスセンターを置き、 世界190カ国に現地のエージェントとともに世界中をカバーできるネットワークを持っている。年間に延べ3万5,000人の日本人顧客のアシスタンスを実施、電話の取り扱いだけでも20万件を越える。日本国政府、外務省をはじめ、多数の日系企業のエマージェンシーアシスタンスを担っている。会員には週刊で世界各国の情勢を踏まえた危機管理情報のメールマガジンを配布するなど、現場の一線にネットワークを持つ強みを活かしたサービスを提供している。

Emergency Assistance Japan Singapore Office
70 Anson Road, Apex Tower #11-01/04 079905
TEL:6732-5810(Ms中村、Ms花本)/法人営業部:+81-3-3811-8160(平日9時~18時、日本時間)

70 Anson Road, Apex Tower Singapore 079905

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.096(2007年04月16日発行)」に掲載されたものです。
文=桑島千春

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