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ビジネス特集

2008年6月16日

「ジャンボ」のチリクラブを東京・品川で!

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お洒落なブティックやレストランが多く集まる高輪のパシフィックホテル前に、そのレストランはあった。あの紅色の大きな蟹―スリランカン・クラブの看板がひときわ輝いて見える。店の名前は「シンガポール・シーフード・リパブリック Singapore Seafood Republic」。今年4月にオープンしたばかり。入り口を入るとすぐに巨大な水槽が迎えてくれる。中には本物のスリランカン・クラブが!もちろん活きた蟹。ここはシンガポールの「ジャンボ・シーフード」と「パームビーチ」そして「インターナショナル」の3店が共同出資したレストランだ。

 

日本に一時帰国して毎日日本食を食べつづけていた記者は、そろそろシンガポールの食べ物が恋しくなってきたところだった。シンガポールの食べ物と言えば、真っ先に思い浮かぶのがチリクラブ。そしてチリクラブと言えばジャンボ。こんな都心でジャンボのチリクラブが食べられるなんて!もちろんブラックペッパー・クラブやカリー・クラブなどもある。

 

「――それにしてもランチにチリクラブというのはちょっとおおげさかな」と迷っていると、チリクラブのグレイビー&パン&ポテトチップのセットが目についた。なかなか気の利いたセットメニューではないか。ビールの肴にもお勧めだと思う。

 

シンガポール生活の経験がある日本人女性2人とともにナシ・ゴレン、ミーゴレン、プローンミー、そしてチリクラブのグレイビー&パン&ポテトチップを注文。それぞれ味見することとなった。ナシ・ゴレンには目玉焼きとサテーが一本、ほんの少し野菜がついてくる。ご飯の味がナシ・ゴレンというよりピラフっぽいが、辛さ控えめで日本人向きというところだろうか。ミーゴレンもマイルドでスパイスは控えめ。微妙にスパゲッティー・ナポリタンの味がするのはトマトソースのせいだろうか。プローンミーのスープが中ではもっともシンガポールらしい味だった。これはもともとスパイシーな料理ではないからオリジナルの味になっているのだろう。そして記者が一番期待していたチリクラブのグレイビーは、確かにジャンボの味なのだが、やっぱりもう少しピリッと辛くてもいいような気がするのだった。シンガポールが第二の故郷となっているヤマトなでしこ3人は久しぶりのシンガポール料理に舌鼓を打ちつつ、ほんのちょっぴり物足りなさも感じながら、店をあとにした。

 

まあ、在星20年を超える記者の舌の感覚はほとんどシンガポーリアンになっているのだから、一般的な日本人が美味しいと思う程度の辛さでは満足できなくなっているのかもしれない。たぶん、多くの日本人にとってはあの程度の辛さがちょうどいいのだろう。(とシェフが考えたに違いない)

 

この次はぜひ、チリクラブそのものを食べてみたい。しかしそうこうするうちにシンガポールに帰国(?)する日が近づいてきた。ここまできたら、いっそシンガポールのジャンボでチリクラブを食べよう、とその日が待ち遠しいものに――。そしてシンガポールに戻った記者は即刻イーストコーストへ駆けつけた。

 

高輪のお洒落なお店もよかったけれど、屋台風のシーフードセンターで潮風に吹かれながら食べるチリクラブはまた格別だ。グレイビーもピリッと辛くて大満足だった。

チリクラブ3,900円より。前菜、サテー、スープ、チリクラブ、揚げパン、デザートが楽しめる「ザ・シーフードリパブリックコース」はお1人様4,900円。

 

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チリクラブ 3,900円~
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ナシゴレン 950円
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プローンミー 950円
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ミーゴレン 900円

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.124(2008年06月16日発行)」に掲載されたものです。
文=セガラン郷子

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