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ビジネスインタビュー

2018年7月29日

自分が幸せになる「ナチュラルメイク」の定義とは?「日本のメイクスタイル」を東南アジアに広める仕掛け人

女性読者の皆さん!日本で暮らしていた時、日常的に目にするキャッチコピー「愛されメイク」や「モテメイク」などの流行に違和感を薄々感じつつ追っていませんでしたか?むしろ、“一体誰のためのメイク?”“何のためにメイクをするの?”という問いに、向き合ったことがある人の方が少ないのではないでしょうか。また、シンガポールに住んでからローカル流のメイク・コンセプトに日本とのギャップを感じて、“メイクとは何か?”を自身に問い掛け始める人もいるかもしれません。シンガポールを拠点に世界で活躍するメイクアップ・アーティストのMawakiさんは、そんな迷える女性たちに快活なトークで的確な答えを示してくれます。今回は女性にとってのメイクについて、Mawakiさんに話を聞きました。

 

 

―シンガポールを活動拠点に選んだ理由は?
当時、フランスかシンガポールかで迷っていましたが、運良くシンガポールのビザを取得できたからです。

 

―来星した時の印象を?
「果物、フルーツジュースが安いな〜!」と思いました。あとは、仕事の面での違いも感じました。例えば、日本では一次決裁、二次決裁、部長決裁……など一つの業務ごとに決められた段階を踏み、何かを完結するのに時間が掛かります。でも、シンガポールにはそのようなプロセスを飛ばしていける良さ、仕事効率の良さがあります。メイク業界でいえば、日本では師匠に十数年ついて修行した後、やっと活躍のチャンスが巡ってくるかこないか、という感じです。シンガポールはそのような作法やしがらみはありません。

 

―これまでで印象に残っている仕事を教えてください。
次世代に向けた活動をしたいとずっと考えていたのですが、海外に出てから凄く印象に残っていることがあります。

 

 

2016年にタイの名門大学『Mahidol University』と『Siam University』に講師として招聘されました。今後も、お招きがあればできる限り様々な国をまわって、次世代含め各国の人たちに僕のメイクスタイルを広げて行きたいです。自分自身が高校中退なので、まさか海外の権威ある国立大学で授業をするとは思いもよりませんでした!(笑)

 

―そもそも、なぜメイクアップ・アーティストになろうと思ったのですか?
私は、シングルマザーの家庭で兄弟とともに育ちました。苦労しながらもその影を子供の前では見せずに頑張る母親の姿を見てきました。母親の明るさのおかげで、家庭内は明るく、私もとても幸せな幼少時代を過ごしました。それで、女性のチカラは偉大だなと感じ、「女性が笑顔になり、その幸せが周りにも返っていくような仕事をしたい」と感じたことがきっかけです。

 

初めてプロのメイクさんの仕事を見た時に凄くカッコいい仕事だなと感じた事もよく覚えています。

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