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アジアおもしろクルマ事情

2018年5月1日

最終回 バリ島は『昭和の車』の博物館

車検制度や廃車制度が無いインドネシアは、現地生産の古いクルマがいまでも現役で走り続けています。特に観光地のバリ島はそうしたモデルがいたるところで見られます。我々アラ還世代は時折インドネシアで出会う古いクルマに昭和のシーンを思い出し思わずココロがときめいてしまうのです。インドネシア編の最終回ではそのいくつかをご紹介します。

 

 

バリ島で出会う古いクルマ

カローラ30
70年代にインドネシアでノックダウン生産(日本から部品を持ち込んで組み立てる方式)をしていたモデルです。日本ではモータリゼーションが一段落した後の3代目カローラ。学生時代にこのクルマをレンタカーで借りて仲間と北海道一周旅行したことがあります。ここバリでは現役バリバリ(ダジャレではありません)。

 

 

スズキジムニー初代モデル
同じく70年代に現地生産していたモデルで、インドネシアでのスズキイメージを牽引した4WD車(四輪駆動車)です。

 

 

フォルクスワーゲン・タイプ181
西ドイツで軍用として開発されたヨーロピアン・ジープを一般ユーザーに販売したところ人気を博したモデル。西ドイツ、メキシコだけでなくインドネシアでも1973年から1980年まで生産されていました。その角張ったデザインは同年代のアジアカーの乗用車版。古典的名車としてマニア必見です。

 

 

ピアッジオ150スーパー・オリジナルモデル
 日本ではベスパと呼ばれているイタリアのピアッジオ社のスクーター。70年代にインドネシアでも生産していたようです。日本では昭和54・55年に放映されたTVドラマ「探偵物語」で故松田優作が乗っていたスクーターとして有名です。

 

 

三菱L−30040
他のモデルとは違って、なんと現在も三菱自動車のインドネシア工場で製造されています。排気ガス規制も安全基準も昔と変わらないインドネシアならではの生き残り方ですね。同じ補給部品がいつまでも使えるので商用車ユーザーとしては大変ありがたい存在です。

 

 

ジャカルタでも昭和のクルマ発見!

トヨタ・ランドクルーザーFJ40
インドネシアでも1970年代に生産・販売されていました。東ジャワの観光地・ブロモ山に行くと今でもたくさん走っています。世界中で今も人気が高い3代目の『ランクル』。

 

 

トヨタハイエース
ジャカルタの定宿近くの路地で発見した時は思わず胸がキュンとなりました。日本の昭和40年代、近所の製材工場に停まっていたという子供の頃の記憶があります。

 

プロフィール

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藤井 真治(ふじい しんじ)

(株)APスターコンサルティング
アジア企業戦略コンサルタント&アセアンビジネス・プロデューサー

自動車メーカーの広報部門、海外部門、新規事業部門経験30年以上。インドネシア/香港現地法人トップとして海外での企業マネジメント経験12年。その経験と人脈を生かしインドネシアをはじめとするアセアン&アジアへの進出企業や事業拡大企業を支援中。自動車の製造、販売、アフター、中古車関係から IT業界まで幅広いお客様のご相談に応えます。『現地現物現実』を重視し、クライアントと一緒に汗をかくことがポリシー。
Website: www.ap-star.jp  E-mail: fujii258@gmail.com

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.333(2018年5月1日発行)」に掲載されたものです。

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