2018年5月1日
最終回 テクニカル指標は米国株式トレードの頼もしいパートナー
会社の給料もなかなか上がらないし、老後にちゃんと年金がもらえるのか心配……お金に関する不安は多くの人が抱えているはず。このコーナーではM&R Partnersの三方麻琴氏が、初心者の人にも分かりやすいよう資産運用のポイントを解説、 実際に利益を出すまでの手順についてレクチャーします。
米国株式トレードに役立つテクニカル指標③
Force Index(フォースインデックス)
三方:Force Indexは買い、売りの圧力の強さ(force)を測る指標です。値動きと出来高によって計算されます。移動平均線やMACDと同様、株価のトレンドを把握するのに用います。0より上で推移していれば買い圧力が強く、0より下で推移していれば売り圧力が強いと判断します。
AsiaX:移動平均線やMACDはYahoo!ファイナンスのチャートなどでも表示できるようですが、Force Indexを利用するのにおすすめのツールはありますか。
三方:TD Ameritradeのプラットフォームであるthinkorswim(www.thinkorswim.com)が使いやすいのではないかと思います。デモアカウントは無料です。
Force Indexは単体で使うというより、MACDと組み合わせて使うことで、予測の確度がより高くなります。
米国株式トレードに役立つテクニカル指標④
パラボリック(Parabolic)
三方:パラボリックは、SAR(Stop And Reverse)という指標を使用して、相場のトレンド転換点を知ることができるテクニカル指標です。テクニカル指標はSARの点を並べた形で表示されます。SARの点と株価の位置関係によって、トレンドの転換点を把握できます。下降トレンドの時は、SARの点は株価の上に位置しますが、トレンドが上昇に転じた時には、SARの点が株価の下に位置します。
AsiaX:パラボリックって、英語で「放物線」という意味ですよね。
三方:SARの点を並べると放物線状になることから「パラボリック」と呼ばれています。パラボリック単体で使うよりは、MACD、Force Indexと併せて使うのが一般的であり、かつ効果的です。パラボリックもthinkorswimで利用できるテクニカル指標に含まれています。
今回のまとめ
◆ 株価のトレンドを読むテクニカル指標使いになろう
テクニカル指標は、例えば単純移動平均線をとっても、投資期間に合わせて日数を変えたり、日数の異なる移動平均線を比較するなど、さまざまな使い方ができます。株価のトレンドをより確実に捉えられるように、テクニカル指標の使い方をぜひマスターしましょう。
◆ 複数のテクニカル指標を組み合わせて勝率アップ!
複数のテクニカル指標を組み合わせて使うことで、株価のトレンド予測の確度をより高めることができます。今回紹介した以外にもさまざまなテクニカル指標がありますので、いろいろ組み合わせて米国株式トレードでの勝率アップを目指しましょう。
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この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.333(2018年5月1日発行)」に掲載されたものです。