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Facebookビジネス活用

2018年5月1日

第9回 いいね、コメント、シェアだけじゃない。 エンゲージメント率で反応測定

Facebookをマーケティングツールとして活用する際、反応測定や効果測定でモニターすべき数値として投稿に対する“いいね” “コメント” “シェア”数があります。これらが増えると運用しているみなさんもホッとしたり、嬉しくなったりするかと思います。

 

実はこの3つ以外にもユーザーの見逃せないアクションがあります。“いいね”等のアクションをとらなかった人の中にも写真を拡大して見たり、動画を見たり、「続きを見る」をクリックして残りの文章を読んだ人々がいます。それらのアクションは投稿に付いた“いいね”や“コメント”等のように数値としては表れませんが、投稿内容や画像、動画に興味を持たない限り起きないアクションですからとても重要です。関心が無ければスルーするはずですから、続きを読んだり、写真を拡大したということはその人に興味があったことを示していると言えます。

 

では、どのようにこの数値を把握すれば良いのでしょうか?

 

それらのアクションに“いいね”“コメント”“シェア”を加算したものをベースに算出されるのが「エンゲージメント率=親密度」です。以前お話した解析ツールのインサイトの中の投稿タブをクリック、公開済みの投稿の右側のをクリックしてエンゲージメント率をクリック。

 

 

すると、各投稿のエンゲージメント率がパーセンテージで表示されます。

 

 

“いいね” “コメント” “シェア” 数が少なくても「エンゲージメント率」が高ければ興味を持たれたコンテンツと言えるので、見逃さずに次のコンテンツ作りの傾向の参考にしましょう。ちなみにエンゲージメント率は「投稿に対してのアクション+各クリック数÷リーチ数」で算出されます(アクションの総数ではなくユニークユーザー数でカウントされます)。

web325_IMG_6803著者プロフィール   

菅 和義

Communications Factory Pte Ltd (Founder & Social Media Guru)
Hallo Pte Ltd (Founder & CEO)
市場とのコミュニケーションを円滑に行うためのクロスメディア・マーケティングおよびキャンペーンのスペシャリスト。最適なメディアの選定から立ち上げ、運用までを支援している。クライアントは日本、シンガポール、欧米の飲食、航空、メディア、建築デザイン、美容、車関連企業などさまざま。ビジネスにおけるFacebookやSNSの活用、各ビジネスに最適なソーシャルグラフ、データベースを活用したマーケティング手法についての講座、講演もグローバルに行っている。

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この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.333(2018年5月1日発行)」に掲載されたものです。

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