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座談会

2018年4月25日

増加する訪星外国人と転換期の観光・ホテル産業

増加の一途をたどるシンガポールを訪問する外国人数―。政府はインバウンド政策を積極的に推し進め、いまやシンボルと言えるほど有名になったマリーナ・ベイ・サンズをはじめ数々の観光名所づくりに成功してきた。また、チャンギ国際空港に第4ターミナルが完成し、さらに第5ターミナルの計画を発表するなど、東南アジアのハブとしてインフラ投資を続けている。一方、国内企業に対しては、労働力不足への対応や利便性向上に向けオートメーション化の取り組みを促すなど、次代に向けての環境整備を着々と進めている。今回は、ホテル・観光産業で勤務する4人に、事業環境の現状やビジネス拡大に向けての今後の課題について伺いました。

 

ミレニアムホテルズ&リゾーツ
アジアエリア統括営業部長
Millennium Hotels & Resorts Corporate Office, Director of Sales
佐藤 雪絵さん

豪州にてホスピタリティマネージメントを専攻、卒業後現地ホテルに勤務。その後インターコンチネンタル東京ベイ、リージェント台北で勤務し、2006年シンガポールに赴任。パンパシフィックシンガポール、マンダリンオーチャードを経て2015年から現職。シンガポール国内に6つのホテルを持つ財閥系企業ホンリョングループのミレニアムホテルズ&リゾーツシンガポールコーポレートオフィスで東南アジア12ホテルの統括営業を担当。

 

IMPERIAL HOTEL ASIA PTE. LTD.
Director of sales & Marketing
島田 浩司さん

大学卒業後2005年に帝国ホテル入社。現場研修を経て、人事部、マーケティング部門に勤務。2014年に米国カリフォルニア大学サンディエゴ校に社内海外留学制度で留学後2015年より営業部勤務。2018年3月よりシンガポール営業所に赴任。東南アジア、中東マーケットからの宿泊客増加を図るため、富裕層へのアプローチをはじめ、法人向けのセールス活動や、現地旅行代理店を通じてMICE需要獲得を目指したセールス活動を行っている。

 

Wildlife Reserves Singapore
国際営業部
シニアマーケットマネージャー(日本マーケット担当)
野口 さや香さん

シンガポール在住歴16年。日本語教師、インバウンド旅行会社勤務、ホテルの法人営業を経て現職。シンガポール動物園、ナイトサファリ、リバー・サファリ、ジュロン・バードパークの4つのパーク全般で日本マーケットの対旅行代理店向け営業を担当。入社前にも動物園の年間パスを保有するほど元々動物/動物園が大好きだったこともあり、シンガポールのみならず東南アジア全般に渡る生物多様性の保護に力を入れている現在の会社に非常に誇りを持ち、日々の業務に取り組んでいる。

 

折山 愛香さん

旅行客、ビジネス問わず日本人ゲストを主にお迎えを担当。
昭和女子大学人間文化学部英語コミュニケーション学科を2011年に卒業後、現在勤務するホテルのグループホテルに新卒で入社。料飲部、宿泊部を経て、2020年のオリンピックに伴うさらなる国際化に合わせて日本ならではのホスピタリティと海外のホスピタリティを学ぶべく2017年10月に渡星。ホテルにて、快適に安心してお過ごしいただくために奮闘中。

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