シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOP第7回 Facebookでのターゲティング(2)

Facebookビジネス活用

2018年3月1日

第7回 Facebookでのターゲティング(2)

今回のコラムは前回に引き続き、Facebookマーケティングを成功させる上で欠かせないターゲティングについて、いくつか例を上げてみたいと思います。まずは、投稿するコンテンツを見て貰いたい人や知らせたい人をなるべく細かく想定します。競合他社名(相手のFacebookの状況にもよります)等を想定するのも効果的です。

 

例1)カフェの誕生日プロモーション。
広告マネージャーから“広告を作成”をクリック。目的メニューから最適なものを選択。(通常は“エンゲージメント”を選択)広告の名称を入力して、ターゲティング画面へ。

 

地域、年齢層、男女を選択(カフェの来客層と考えられる20歳〜45歳の男女を選択)。目的が誕生日プロモーションなので“詳細ターゲット設定”の入力Boxの横の“参照”をクリック⇒利用者層⇒ライフイベント⇒誕生日⇒誕生月⇒2月生まれの人をクリック。これで右上段の潜在リーチ数が29万人となりました。カフェなので競合最大手の“スターバックス”と言う言葉を“詳細ターゲット設定”Boxに入力。ターゲットの数が68万人になりました。後は、広告の金額と期間を入力します。

 

例2)これまで自社のFacebookページに訪問した事のある方々だけに広告表示させたい。
広告マネージャーの左上の3本線のメニューから”オーディエンス”を選択。オーディエンス作成⇒カスタムオーディエンス⇒エンゲージメント⇒Facebookページの順にクリック。その後“ページにアクセスした人”を選択(デフォルトでは“ページでアクションを実行したすべての人”になっている)。任意で日数を入力してください。“オーディエンス名”を入力したら“オーディエンス作成”をクリック。過去に自社のページにアクセスした方々のみをターゲット保存完了です。

 

例3)自社ページに過去にいいね、コメント等のアクションをした方々と趣向、生活習慣等が似ている人をターゲット化。
例2)の手順でターゲットに“投稿または広告でアクションを実行した人”を選択してターゲット保存。その後、“オーディエンス作成”⇒“類似オーディエンス”を選択。ソースを選択(上記で作成したオーディエンス名を選択)。地域を選択(現状は国単位でしか選択出来ません)。その後“オーディエンスサイズを選択します。1%に設定する事で目的に近い類似層を引っ張り出しますので1%に設定する事をオススメします。“オーディエンス作成”をクリックして完了です。

web325_IMG_6803著者プロフィール   

菅 和義

Communications Factory Pte Ltd (Founder & Social Media Guru)
Hallo Pte Ltd (Founder & CEO)
市場とのコミュニケーションを円滑に行うためのクロスメディア・マーケティングおよびキャンペーンのスペシャリスト。最適なメディアの選定から立ち上げ、運用までを支援している。クライアントは日本、シンガポール、欧米の飲食、航空、メディア、建築デザイン、美容、車関連企業などさまざま。ビジネスにおけるFacebookやSNSの活用、各ビジネスに最適なソーシャルグラフ、データベースを活用したマーケティング手法についての講座、講演もグローバルに行っている。

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この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.331(2018年3月1日発行)」に掲載されたものです。

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