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Facebookビジネス活用

2017年12月29日

第5回 誰に、いつ、どんな投稿が響いたのか、インサイト機能のさらなる活用を

第4回に続き「解析ツールの『インサイト』を見るうえで、定期的にモニターしておくべきこと」について説明していきます。

 

前回説明した、「ページへの「いいね」」、「リーチの推移」以外に見ておくべきことは、「投稿した各コンテンツの結果」。投稿したそれぞれのコンテンツにどの程度の反応があったのか、どんな傾向のコンテンツに人気があったのか等のモニターが必須です。そうすることで今後、どんなコンテンツを投稿すべきなのかの指針にもなります。

 

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まずは、インサイトの左側のメニューから「投稿」をクリック。投稿への「いいね」、「コメント」、「シェア」数、それぞれの投稿が何人にリーチしたのか等は重要な数値です。上記に加えてユーザーの他のアクション(文章の続きを読んだ、写真を拡大して見た等)を加味してパーセント表示される「親密度」もモニターすべき項目です(親密度の表示方法は上の写真参照)。

 

親密度のパーセンテージが高い投稿をいま一度見直してみましょう。「ファンがオンラインの時間帯(24時間表示でカーソルを曜日に合わせると、その曜日のオンライン時間のグラフが表示されます)」は、何曜日の何時に投稿するのが効率的かを教えてくれます。オンラインの人数が多い時間帯に投稿するのが効率的なのは言うまでもありません。こちらは前週のデータで、毎週更新されます。

 

次にメニューの「利用者」をクリックして自分のFacebookページの利用者をモニターしてみて下さい。利用者は「ファン」、「フォロワー」、「リーチした人」、「アクションした人」のそれぞれの年代比、男女比が見られます。自社で想定している顧客層の年代と比較してみましょう。実店舗等での実顧客ターゲットと開きがある場合には、Facebookページのファン層に応じてメニュー内容を変えてみたり、販売商品を変えてみたりする検討も有効です。ページに「いいね」を押してくれた方々は実際のコンシューマーですので、その年代層や男女比を基にビジネスのオペレーションに反映させていくことも必要かもしれません。

 

インサイトはエクセル等でダウンロード可能ですので、自社のフォーマットで定期的に解析してみて下さい。

web325_IMG_6803著者プロフィール   

菅 和義

Communications Factory Pte Ltd (Founder & Social Media Guru)
Hallo Pte Ltd (Founder & CEO)
市場とのコミュニケーションを円滑に行うためのクロスメディア・マーケティングおよびキャンペーンのスペシャリスト。最適なメディアの選定から立ち上げ、運用までを支援している。クライアントは日本、シンガポール、欧米の飲食、航空、メディア、建築デザイン、美容、車関連企業などさまざま。ビジネスにおけるFacebookやSNSの活用、各ビジネスに最適なソーシャルグラフ、データベースを活用したマーケティング手法についての講座、講演もグローバルに行っている。

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この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.329(2018年1月1日発行)」に掲載されたものです。

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