シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOP第1回 世界一の日本車天国・インドネシア

アジアおもしろクルマ事情

2017年12月22日

第1回 世界一の日本車天国・インドネシア

自動車は、世界中、至るところで走っています。しかし、求められる車種など自動車事情は、各地のライフスタイルなどにより全く異なるもの。国が変われば、自動車事情も自動車ビジネスも変わる!「クルマ」を媒介にアジアの姿を浮き彫りにする新連載。インドネシア編のスタートです。

 

シンガポール・チャンギ国際空港から約1時間半でインドネシア・スカルノハッタ国際空港に到着。ちょっとだらしないイメージの第2ターミナルを出ると、のんびりとしたジャカルタ郊外の風景が広がります。

 

web328_2017-ASIA-Xホテルに向かって高速道路を走ると、否応なしに周りの車が視界に入ってきます。目につくのはシンガポールとは違って黒や灰色のMPV(マルチ・パーパス・ビークル)やSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)ばかり。後ろにトランクルームのついた「セダン」は、青色のタクシーや時おり猛スピードで走り抜けるベンツくらい。ピックアップトラックや小型セダンが目立つタイともまた違った景観なのです。

 

大家族主義のインドネシア人のライフスタイルに合っていることが、このカタチの車がここまで幅を利かしている理由です。特に3列シートのMPVは市場全体の40%も占めているのです。スポーティなSUVタイプも含めると、なんと自動車市場の半分以上。セダンはごくわずかしか走っていません。

 

さらに車をよく眺めてみると、バックドアにはトヨタ、ダイハツ、本田、そしてスズキといった日本ブランドのマークがついているのですが、日本ではおろか、シンガポールでも見たことがない外観デザインの車ばかり。プリウスもカローラもほとんど見ないのです。

 

インドネシアはタイ、フィリピン、ベトナムといった他のASEAN諸国と同じく、政府が輸入車を制限して自動車の国産化政策を推進し、部品メーカー協力のもと日本メーカーは、それに真面目に応えて、自動車の国産化を推進してきました

 

1970年代に日本からのほとんどの部品を輸入し組み立てるノックダウン方式から始め、現地調達率を増やしていき、最近では日本車のインドネシア製部品の現地調達率は80%を超えています

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