シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOP第3回 男性脳のものの見方と、女性脳のものの見方

職場の人間関係に生かす、男女の脳の違いとは?

2017年12月18日

第3回 男性脳のものの見方と、女性脳のものの見方

「その信号、左よ」と車内で同乗の女性が言ったが、運転している男性は「その信号」を曲がらず通り過ぎて、次の信号で曲がった。すると、「なんで言ったところで曲がってくれないの!」と、彼女は怒り出した!こんな経験はありませんか?これは、男性が女性の話を聞いていないのではなくて、「その信号」が男女で別のものを指しているからなのです。

 

私たち一人ひとりが見ているものは、その人の目を通して脳内で合成された画像です。脳は一人ずつ違うので、同じものを見ていても、全く同じものには見えていません。この見え方 が男女で大きく違うって、ご存知でしたか?

 

男性脳は立体的に、女性脳は1枚写真的に
視覚情報の伝達で差が出る「見え方」

細かい話ですが、私たちは右目・左目それぞれの右と左に映った画像を脳の後ろの方の左と右に映し、それらを合わせて合成画像として見ています。ここで、右左脳の情報があまりよく行き交わないと、左右の画像は少しずれて立体的に見え、右左脳の情報が良く行き交うと、左右の画像はぴたっと合って1枚の写真のように奥行きの少ない合成画像が見えるのです。

 

このため男性脳※はものの立体感や、奥行き、距離などをつかみやすく、女性脳は目の前のものをつぶさに見ることができます。冒頭の車の話は、女性が目の前の近い信号を見、男性は、もっと先の信号を見ていたということ。

 

では、冷蔵庫の中を見る場合は?というと、男性脳は、ドア付近の辛子のチューブは見つけられないのに、奥のほうの賞味期限切れの瓶詰めなどは見つけます。こんな男性脳に、女性脳はイラッときてしまいます。

 

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