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2017年11月27日

ロバート・キヨサキ氏の来星に合わせ、AsiaXが独占インタビューを実施。

投資家・実業家・著者 ロバート・キヨサキ氏

一方、金の価格を見てください。金は唯一と言っていいほど、半世紀以上にわたり価値が向上し続けている資産です。来るべき恐慌に備え、誰もが金を買うべきなのです。私は金やプラチナ等の現物資産こそが投資をするべき対象だと認識しており、通貨や株、債券に代わって政府、個人が積極的に保有を進めるべきものであると考えています。

 

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―もしロバートさんが予想されているような大きな景気後退が起きるとすると、個人としてどのような備えをすれば良いのでしょうか?読者にアドバイスをお願いします。

 

web328_Topinterview_fig4ESBIモデル【図4】の中に示した、ビジネスオーナーや投資家になることに注力すべきです。企業で働く従業員や自営業の方は、お金を稼ぐために時間を犠牲にしています。彼らは「安定」が一番大切な価値観として生活しており、収入を上げる一番の方法は、長時間労働をすることです。ましてや自営業の方は「自分が働くこと」を楽しんでいる人で、自分が仕事に取り組まない限り給料を稼ぐことができません。しかし、もしあなたがビジネスオーナーであったり、投資家だったりするのであれば、自分の時間の確保と収入を両立させつつ、恐慌に対して備えることができるでしょう。例えば、ビジネスオーナーであれば自分以外の優秀な人を見つけ、「良い仕組み、ネットワーク」と他人の時間を使ってお金を稼ぐことができます。投資家になれば、「お金が自分のために働き」続けてくれますし、恐慌はなによりも投資のチャンスです。私はベトナム戦争(1955-1975年)の出兵中に金の投資を始めて40年以上もビジネスオーナー、投資家として生きてきました。もし、あなたが将来に不安を感じていたり、恐慌に備えたいと考えているのであれば、働き方をすぐに見直し、まず金を買うことをお勧めします。個人にとってのメリットも大きいですよ。私の新しく出版した本『WHY THE RICH ARE GETTING RICHER』にも本日の話が説明されているので、ぜひ読んでみてください。

 

取材後記
お話を伺って、日本の財政状況の悪さを改めて感じることになりました。「働き方改革」や「副業解禁」を進める会社が増えているように、会社に依存するのでなく、個人がどのように生きていくかを考える時代になっているのでしょう。シンガポールのように産業の新陳代謝が高く、個人でも事業を起こしやすい環境にいる私たちにとって大変考えさせる内容でした。

web328_20171013_142736-profile日系四世のアメリカ人。1947年、ハワイにて教育家として名高い一家に生まれた。ニューヨークの米国商船大学を卒業後、米国海兵隊に入隊、士官、軍用ヘリのパイロットとしてベトナムに出征。帰還後、ゼロックス社に就職したが、1977年には会社を立ち上げ、ナイロンとベルクロを使った世界初のサーファー用財布を発売し、全世界で驚異的な売上を記録した。1985年、ビジネスと投資について教える国際的な教育会社を設立。1994年に47歳という若さで引退した後は、投資を続けながら執筆活動を行い、著書「金持ち父さん貧乏父さん」は、世界中で大ベストセラーとなった。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.328(2017年12月1日発行)」に掲載されたものです(取材協力: Success Resources)

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