シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOP第1回 男女の脳の構造

職場の人間関係に生かす、男女の脳の違いとは?

2017年10月2日

第1回 男女の脳の構造

同僚の女性から、職場の愚痴をさんざん聞かされ、「こんな会社、辞めたい!」と彼女が言うので、彼女のためを思って、「そんなに嫌なら、辞めれば?」と言ったら、「そんな話をしてるんじゃないの!」と怒られた……こんな経験はありませんか?男性にとって、女性は不可解なもの。実は、女性にとっても、男性は不可解なものなのです。

 

セクハラなどの職場のリスクは、自分と相手の言葉や行動の感じ方の違いが原因になっていることがあります。職場の対人関係では何かと問題が起こりやすいものですが、特に異性間ではなかなかうまくいかないと感じる方も多いのではないでしょうか?

 

実は脳にも性差があって、この違いを知らなければ「相手も自分と同じことを思っているはず」と思い込んでしまい、良かれと思ってやったことが恨まれたり、絶望されたりしてしまう原因になることがあります。

 

男女の脳に違いがあると言っても、もちろん個人差もあるので、全ての方にあてはまるというわけではありません。それでも一般的に「平均身長は男性のほうが女性より高い」とか、「女性のほうが男性より長生きをすることが多い」などの傾向はあるのです。

 

さて、では男女の脳の違いについてお話ししましょう。男女の脳は、感性の領域において、その性質を大きく異にしています。感性の違いは、とっさの気分や感覚、快・不快のありようの違いを生み出します。このため、ある言動が男性のモチベーションを上げる一方、女性のそれを著しく下げることもあり得ます。

 

職能ではなく、感性が違う

脳には、思考の領域と感性の領域があります。思考の領域の多くは、学習によって後天的に形作られるもの。したがって、同じ教育を受けた者同士の職能について、男女によって差が生じるわけではありません。しかし、感性の領域は大きく違います。ここで言う感性は、とっさの感覚、快・不快の気分のことです。

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