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2017年9月27日

強固な日豪関係をベースに東南アジアの新市場を開拓

駐シンガポールオーストラリア大使 ブルース・ゴスパー氏

日本にとってオーストラリアは、重要な資源の輸入先でありビジネスパートナー。1957年に日豪通商協定が締結されて以来、強い協力関係を構築してきた。さらに2015年には日豪経済連携協定(日豪EPA)が締結され、両国の関係はさらに発展しているといえるだろう。またシンガポールには、多くのオーストラリアおよび日本企業が本社・本部を置いており、両国の企業はシンガポールを含む東南アジア各国でも、共同で各種プラントや発電所などの建設プロジェクトに取り組むなど、さまざまな分野で協力関係を強化している。「日本は私にとって特別な場所」と語る、駐シンガポールオーストラリア大使のブルース・ゴスパー氏に、両国の関係やシンガポールでの活動の展望、今後の見通しについて伺った。

 

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―まずはご経歴について教えて下さい。

シドニーのマッコーリー大学で政治、経済を学んだ後、長年にわたり貿易、特に輸出に関するルールづくりなどに携わりました。世界貿易機関(WTO)のアンバサダーとして東京やワシントン、ジュネーブで働いたほか、オーストラリア貿易投資促進庁(オーストレード)のCEOを4年間務めました。オーストレードは、日本における日本貿易振興機構(JETRO)のように、企業の国際ビジネス展開の支援などを行っています。シンガポールには、今年1月に駐在シンガポールオーストラリア大使として赴任しました。

 

―現在のシンガポールとオーストラリアの関係をどのようにご覧になっていますか。また、オーストラリア企業にとってのシンガポールの重要性についてお聞かせ下さい。

オーストラリアとシンガポールの間には、長年にわたり培ってきた協力関係があります。オーストラリアは1965年にシンガポールと外交関係を持って以来、貿易や投資、防衛、人材交流など多くの分野で、現在に至るまで協力してきました。

 

シンガポールにはビジネスを展開しやすい環境が整っており、今後も高い経済成長が見込まれる東南アジア諸国へ進出したり、これらの国に投資を行ったりする上でも重要な位置にあります。シンガポールでの我々のミッションは、オーストラリアとシンガポールの協力関係をさらに発展させることです。

 

―オーストラリアが海外向けに展開している商品やサービスには、どのようなものがありますか。
主要な商品として資源のほか高品質な食品、飲料品を輸出しており、ツーリズムの分野に強みがあります。また教育の分野でもレベルの高いサービスを提供しています。

 

法律やファイナンス、さらにICT関連や都市デザイン、ヘルスケアなど各種専門分野でも優れたノウハウを持ったオーストラリア企業は多く、シンガポールでもこれらのサービスを展開しています。これらの商品やサービスに関しては、シンガポールおよび、当地で事業を展開するグローバル企業などからも高く評価されています。

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