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新規進出企業レポート

2017年6月23日

阪急阪神ホテルズ (Hankyu Hanshin Hotels) 訪日外国人旅行客の需要を取り込みつつ、ASEAN地域でのブランド力向上を狙う

ASEAN地域の訪日需要を安定的に取り込む

訪日中国人などによる大量のまとめ買いを意味する「爆買い」という言葉ができるなど、訪日外国人による日本での消費活動は近年注目されてきた。最近では、韓国や台湾などの東アジア、タイやフィリピンなどの東南アジアからも多くの人が訪れており、ホテル・旅行業界では特に、これら訪日外国人需要を安定的に取り込もうと各社がしのぎを削っている。阪急阪神ホテルズも例外ではなく、訪日外国人向けサービスの拡充や海外営業などに注力しており、2016年11月21日に、同社にとって海外初の営業所となるシンガポール営業所を開設した。

 

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阪急阪神ホテルズ シンガポール営業所 マネージャー 金井 亮氏

 

同社が運営する阪急阪神第一ホテルグループは、東京や大阪を中心に直営ホテルを19棟有しており、これらを利用する外国人宿泊客は年々増加している。2012年度は宿泊者全体に占める外国人比率は12.7%だったが、2016年度には37.3%にまで上昇、現在では同社にとって外国人宿泊客は重要な収益源になっている。しかし、現状の外国人宿泊客は中国、韓国、台湾、香港といった東アジアの国々がほとんど。そのため、アジア地域の経済ハブであるシンガポールに拠点を開設し、シンガポールのみならず周辺のベトナム、タイ、フィリピン、インドネシア、マレーシアなどのASEAN地域からも顧客を取り込むのが狙いだ。
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