シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOP現地採用者の声!シンガポール生活編

座談会

2017年4月25日

現地採用者の声!シンガポール生活編

AsiaX:皆さん多様なバックグラウンドを持っていらっしゃいますね。シンガポールに来た当初、どのような感想をお持ちになりましたか。またどのような生活を送っていたのでしょうか。

 

川口:シンガポールは英語圏なので、言葉の問題はなく、オーストラリアと変わらない生活ができると思っていたのですが、実際に来てみると今まで自分がオーストラリアで話していた英語が通じず、最初は騙されたような気分になりました。海外生活も妥協の産物だなと思いましたね。

 

風呂井:私がシンガポールに来た頃は今と比べて給料も安く、毎日ホーカーセンターで食事をしていました。日本食なんて年に数回しか食べられなかったですね。日本では一人暮らしをしたことがなく、家に帰れば食事が用意されていた生活を送っていました。シンガポールに来てからは、自分で身の回りのことを全てしなければいけない環境になり、海外での生活は辛いなと思うと同時に、両親のありがたさが身に染みて分かりました。

 

日浦:休日は子供が遊べるところを中心に出歩いて、シンガポールを満喫しています。シンガポールは本当に奥が深い国で、四季はないですがエキサイティングな場所が多いと感じます。

 

山本:来星当時は仕事が忙しく、毎日夜遅くまで働いていました。週末にシンガポール人の友達とテニスをすることが唯一の楽しみでした。最近では、洗濯をしながらテレビを見て、家でゆっくり過ごすことが多くなりましたね。

 

AsiaX:シンガポールは世界的に見ても、治安が良くインフラも整備されているなど、働きやすい国として評価されています。実際にシンガポールで暮らす中で、この国で働くことのメリット、または大変なことについてどのように感じていらっしゃいますか。

 

風呂井:シンガポールは、子育てをする女性にも働きやすい環境であると改めて思います。日本の場合、子供ができたら仕事を辞めざるを得ないケースも多々あるようですが、シンガポールの場合は産休が取りやすく、職場復帰もしやすい環境であることがメリットだと思います。
また日本と違って、簡単にメイドを雇うこともできることは、働く女性にとってはありがたい環境ですね。

 

日浦:実際に暮らしてみないと分からない部分は多々ありましたが、生活費、特に医療費・教育費が予想以上に高いですね。それでも、自分の可能性に挑戦できること、多くの人と出会えることが何よりも嬉しいです。

 

AsiaX:医療費について勤務先がしっかりサポートしてくれることは重要ですね。皆さんの勤務先ではどのような待遇になっているのでしょうか。

 

川口:会社で保険を掛けてくれています。シンガポール島内にある約160箇所のクリニックと保険会社が提携しており、こちらでは支給されたカードを持っていけばキャッシュレスで受診できます。ただし歯医者の場合は、年間約200Sドルまでという制限があります。私の場合、これ以外に妻の勤務先の保険で家族全員をカバーできており、歯医者を受診するときは妻の分を使わせてもらうこともあります。
現地採用者の福利厚生については、会社の経営状態やトップの考え方にも左右されますね。前職で一度、コスト削減のために年一回の定期検診がなくなったことがありましたが、その後、新しく着任したダイレクターに相談したところ、また負担してもらえるようになったことがあります。

 

Chart1Chart2

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOP現地採用者の声!シンガポール生活編