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新規進出企業レポート

2017年1月26日

東急ホテルズ(TOKYU HOTELS ASIA PTE. LTD.)グループと提携しインバウンド強化 今後は中東や欧州もカバー

東京五輪に向け再開発進む渋谷、観光地としての魅力をアピール

同社が日本で展開するホテルには、高価格帯の「東急ホテル」、駅に近くビジネスでの利用に適した「エクセルホテル東急」、比較的リーズナブルな「東急REIホテル」の3ブランドがある。「3種類のブランドでは宿泊料金の価格帯もさまざまです。ビジネスとレジャーの両方で、お客様の多様なニーズに対応できます」。サービスの利点について重野氏はこう話す。

 

日本の都市の中で、旅行先として特に人気があるのはやはり東京や北海道。また東急グループの本拠地でもある渋谷では、2020年に開催される東京オリンピックに向けた再開発が進んでおり、現在も渋谷駅南街区プロジェクトとしてJR渋谷駅の改装工事が進められているほか、大型商業施設も建設されている。渋谷109もショッピングスポットとして海外の旅行客からの人気が高いという。こういった施設を海外向けの旅行パッケージに組み込むなどの取り組みを通じて、グループとしてのシナジーを発揮したい考え。

 

このほか、2017年に運行を開始するJR横浜駅と伊豆急下田駅をつなぐ観光列車も海外向けにアピールする方針。運営する伊豆急行と東急電鉄とも連携し、温泉など伊豆の魅力を海外に発信、観光客の誘致につなげる狙いという。東急グループの総合力も生かし、成長市場である東南アジアでの展開に力を入れていく。

 

会社プロフィール
ホテルの経営および運営受託を行う東急ホテルズのシンガポール現地法人

TOKYU HOTELS ASIA PTE. LTD.

111 Somerset Road, suite 09-02B, Triple One Somerset, Singapore 238164

取材後記

重野氏は本社でのマーケティングやセールス担当を経て、2010年から6年間ニューヨークに赴任した経験がある。米国とシンガポールの違いについては「システマティックに業務が進んでいく米国に比べ、シンガポールはより人間味があり、ビジネスでも人間関係を大切にすることが大事だと感じます」と話す。

今後の展望については「東南アジアは伸びしろの大きい市場なので楽しみですね。日本旅行のリピーターを増やせるよう頑張りたいです」と語ってくれた。

111 Somerset Road, suite 09-02B, Triple One Somerset, Singapore 238164

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