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シンガポール成長企業レポート

2016年10月25日

IMJ Investment Partners Pte. Ltd.

社会的課題の解決目指すIT企業に投資、インドやバングラデシュへも展開
デジタルマーケティング事業を展開するIMJと、米国シリコンバレーに拠点を置くFenox Venture Capitalの出資により、2013年に設立されたIMJ FENOX PTE. LTD.。Fenoxの支援によりベンチャーキャピタルとしての知見を蓄積した同社は、2014年にFenoxとの合弁を解消、IMJ Investment Partners Pte. Ltd.に社名を変更し、現在は東京、シンガポール、ジャカルタの3拠点を通じて、日本やアセアン諸国のITベンチャー企業への投資を行っている。

 

現在は5本のファンドを抱え、投資先もアジアでは30社以上と順調に拡大している。投資先の内訳をみると、Eコマースやマーケティング、フィンテック(ICTの技術を活用した金融商品やサービス)が多く、この1年でフィンテック関連が急増しているという。「アセアンの国々では、銀行口座やクレジットカードを持っていない人が多く、そういった状況をスタートアップ企業が解決しようという動きがあります」。同社の代表取締役社長兼代表パートナーである堀口雄二氏はこう話す。

 

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堀口 雄二 さん

 

同社のミッションについて、堀口氏はさらにこう語る。「その国における社会的課題の解決に貢献すること。特に、中間層における金融、ショッピング、医療などに関する不便を解決しようとするスタートアップ企業を支援することで、人々が豊かな生活を送れるようになることを目指しています」。

 

投資事業を通じて構築した投資家とのネットワークと、そこから得られる情報も武器になる。「出資者である日本企業がアジアに進出する際、どんな会社と組むべきか、どんな人材がいるのか情報提供することで、当社が日本と現地企業の架け橋になることができます。出資者もそういったところに期待しています」。

 

今後はアセアンに加え、インドやバングラデシュでの取り組みにも注力する方針で、このほどインドの現地企業とパートナーシップ契約を締結、同国企業への投資を強化していく。IMJがインドで注目しているのが不動産分野だ。「インドの不動産市場は、個人のブローカーがメッセージアプリで情報提供をしているような状況で混沌としています。こうした中、シンガポールや日本のように、取引のためのしっかりしたプラットフォームを作ろうという動きがあります」。

 

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https://www.asiax.biz/biz/274/

 

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