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4賢人の知恵袋 ~新時代のビジネスアプローチ~

2016年6月20日

おもてなし力編 第3回 おもてなしリーダーの心がまえのポジティブ化

人を動かすリーダーは、おもてなしの心から生まれるポジティブな心がまえで周りをリードします。ポジティブな考え方をすることは、リーダーとして成功するための最も重要な資質のひとつです。しかし、ネガティブな考え方は、その持ち主を悪い方向へ導くだけではないのです。「獅子身中の虫(内部から災いをもたらす者の意)」という言葉があるように、ネガティブな考え方を持つ人は、まるでがん細胞のように組織内に広がり、士気と生産性を低下させてしまいます。

 

これに対し、ポジティブな考え方の持ち主が1人いるだけで職場の雰囲気が良くなり、仕事がうまく進みます。顧客の評価も高くなり、売り上げが伸びます。まさに、この役割こそがリーダーであるべきなのです。リーダーこそがこのポジティブな心がまえを磨き続けて、組織を強く柔軟にしていくのです。

 

人は皆、挫折と失意を経験します。成功しない人は、困難に直面すると嫌になって途中で投げ出してしまいがちですが、成功する人は、逆境をポジティブなものに転換する方法を知っています。

 

自己啓発の大家ナポレオン・ヒルは、こう断言しています。「すべての逆境には、それと同等か、またはそれ以上の恵みの種子が隠されている」。彼は20世紀初頭に、ヘンリー・フォードやトーマス・エジソンといったアメリカの偉大な成功者に話を聞いたそうです。すると、彼らの多くは「仕事上の最大の勝利は、最大の失敗の直後に収めることができた」と語ったといいます。この原則を応用すれば、あなたのリーダーとしての人生は劇的に変化するのです。

 

困難に直面したときにやる気をなくすのではなく、その問題に潜んでいる恵みの種子を探せばいいのです。成功者は試練を勝利に変える方法を知っています。だから、彼らは失業しても落ち込まず、さらに良い仕事を見つけているのです。

挫折を経験したとき、がっかりするのは当然です。しかし、意欲を喪失してはいけません。人生は振り子のようなもの。振り子は一方に振れると、必ずその反動で反対方向に振れます。困難の後には勝利が待っているものです。物事がうまくいかないときは、チャンスがもうすぐ現れることを覚えておきましょう。

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