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来星記念インタビュー

2012年3月23日

女優ジュリー・ウィーさん ジュリエット役に挑戦

女優ジュリー・ウィーさん


 
永遠のラブ・ストーリー「ロミオとジュリエット」。数え切れないほど舞台で上演され、映画化されたシェイクスピアの古典に、シンガポールのシアター・カンパニー、ワイルド・ライス(W!ld Rice)が挑戦する。ジュリエットを演じるのはジュリー・ウィー(Julie Wee)。ジュリーはメルボルンで演技を学んだ後、拠点をシンガポールに移し、ローカルの劇団とともに舞台での経験を積み上げてきた。今までにMuch Ado About NothingやTo Kill A Mockingbird等に出演している。今回ジュリエットに抜擢されたジュリーが、アジアエックスのインタビューに応じて、当公演の見どころについて語ってくれた。

 

女優になりたいと思われたきっかけは何ですか?

 子供の頃から、自分の誕生日に小さな劇を創作して、お友達や家族の前で演じていました。小学生のときは学校の演劇にも出演したかったのですが、すごくシャイだったんですよ。舞台とテレビで演技をするチャンスがめぐって来たのはティーンエイジャーのときでです。後にヴィクトリア演劇学校(Victoria College of the Arts)に入学して本格的に俳優の訓練を受けました。私は生まれつき、他の人になりきって演じることに魅力を感じていたのだと思います。もっとも大切なのは、私が演技を楽しみ、チャレンジしていること。今まで他の道に進もうと考えたことはありません。

当公演の見どころは何ですか?

 舞台を鑑賞されるみなさんにとって、「ロミオとジュリエット」の見どころは、ドラマティックなアイロニー(運命の皮肉)だと思います。惹かれあう二人の気持ちや行動は、この劇の中に登場するほかの人々のほとんどが気付かないのですが、鑑賞するみなさんはその秘密を共有することになります。そしてこの壮大な恋の物語はなんと、たった5日間の出来事で、そこにこの劇の持つ独特の緊迫感があると思います。

「ロミオとジュリエット」はシェイクスピアの中でもよく知られた物語ですが、当公演では脚本にどのような工夫がされていて、どんな点に特徴がありますか?

 舞台を鑑賞されるみなさんは、当公演で出演する役者により親しみを感じられることと思います。みなさんはエリザベス一世女王の時代の人々ではなく、私たちと同じ時代に生きています。ですから私たちが演じる恋の物語にきっと共感されることと思います。言葉のひとつひとつが理解できなかったとしても、物語の中の登場人物がたどった旅を、一緒に楽しんでいただけるでしょう

ロミオとジュリエット概要

開催日 2012年4月12日(木)〜28日(土)※12日(木)〜14日(土)はプレビュー
時間 火〜金 20:00/土 15:00、20:00/日 15:00
会場 Drama Centre Theatre(国立図書館内)
入場料 S$39〜69
チケット SISTIC

 

2012年03月23日
文= AsiaX編集部

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