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2008年6月2日

Q.2008年5月6日Windows XPの最終サービスパックSP3がリリースされた。気を付けるべき点は?

WindowsXP SP3 登場、XPを使い続けるには?

WindowsXP Service Pack 3(SP3)リリース

2008年5月6日Windows XPの最終サービスパックSP3がリリースされた。サービスパックというのは、これまでの修正プログラムを集大成したものだ。今回リリースされたSP3は、WindowsXP SP1以降の修正プログラムをまとめている。このSP3には、一般のアップデートには含まれなかった修正プログラムおよびNetwork Access Protectionなどいくつかの新機能も含まれる。10%ほどパフォーマンスが向上するとか起動時間が若干早くなるというような話もある。適応できるのは32bit版WindowsXP SP1以降だ。64bit版には適応できない。適応する際は、使用しているセキュリティソフトやアプリケーションソフトのSP3への対応状況を確認する必要がある。例えば、ジャストシステムのウィルス対策ソフトKaspersky Internet Securityは、SP3適応前にKaspersky 7.0 メンテナンスパック1(製品バージョン 7.0.1.325)にアップデートしておく必要がある。また、Intelプロセッサで作成したWindowsXPイメージをAMD Athron等の非インテルプロセッサ搭載のパソコンにインストールすると問題が起きることがある。これはインテルチップ専用のドライバがインストールされてしまうことによる。SP3そのものの問題とは言えないだろう。

5月16日時点でそれ以外の問題は確認されていない。SP3の適応は、Microsoft UpdateあるいはWindows Updateから行うことができる。MicrosoftのダウンロードセンターからSP3をダウンロードすることもできる。これまで、毎月Windowsのアップデートをきちんと行ってきた人は特に急いでSP3を適応する必要は無い。これまであまりアップデートをしてこなかった人にはお薦めだ。

 

Windows XP を使い続けるには

Windows Vistaの評判は正直良くない。個人的にはそれほどひどいとは思わないがバッテリーの持ちが悪いのはノート型PCユーザには致命的だ。Windows XPの販売は今のところ今月(6月)で終了予定となっている。販売期間が延長されることを願っているが、会社でパソコンの増設予定があり、XPで統一したいと考えているなら早めに手配しておいた方が良いだろう。 個人ユーザの場合、Windows XP Home Editionはまだしばらく(2010年6月30日まで)入手可能だ。Windows Vista後継のWindows 7は、2009年末から2010年前半のリリース予定となっている。WindowsXPの延長サポート期間は2014年4月まで。それまでWindows XPを使い続けたい場合は、どのようなパソコンを手に入れればよいだろうか。

市販されているパソコンは大きくブランド品とノンブランド品に分けられる。DellとかHP等のメーカーが販売しているものがブランド品だ。これらのブランド品で提供されるWindowsXPは、リカバリーディスクというCDに収められている。ハードディスク内にリカバリーイメージが記録されいて、自分でリカバリーCDを作成しなければならない機種もある。このリカバリーディスクはたとえ同じメーカーの製品でも別の機種にはインストールできない。1年後に購入したパソコンが壊れて新しいパソコンを購入する場合、WindowsXPの販売期間が延長されていなければWindows Vistaにせざる得ない。それに対してノンブランド品に付属するWindows XPのCDは汎用だ。どのPCにもインストールできる。Windows XP用のデバイスドライバ(パソコンの無線LAN、グラフィックなどのハードウェアを動作させるための特殊なソフト)が入手可能であればメーカー品にもインストール可能だ。このCDはOEM版と呼ばれる。シンガポールでもWindowsXP日本語版OEM CDを入手可能だ。OEM版はハードウェアと一緒に販売される。ノンブランド品購入で注意すべき点は、必ず信頼できる販売店で購入するということだ。使う部品によって値段はどのようにでもなる。値切れたと思って喜んでいるとケースは新品だが中身は錆びた電源や売れ残りの旧式回路基板なんてこともあり得るので購入前にしっかり確認を。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.123(2008年06月02日発行)」に掲載されたものです。
取材協力=ヒューミント 川田康廣
本記事は一般的情報の提供のみを目的として作成されており、個別ケースについて、正式な助言なく、本情報のみに依存された場合は責任を負いかねます。

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