シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOP多発しているWinny (ウィニー)利用による情報流出とは

企業IT・システム相談

2006年5月1日

Q.多発しているWinny (ウィニー)利用による情報流出とは

Winny(ウィニー)による情報流出

Winnyなどのファイル交換ソフトを悪用したウィルスにより、組織からの個人情報や機密情報等の漏洩の事象が相次いで発生しております。一度、インターネットに漏洩してしまうと、その情報を回収することは技術的にほとんど不可能と言え、重大なトラブルに発展します。

 

Winny(ウィニー)とは?

インターネットを介したファイル交換ソフトウェアで、パソコンに組み込むと、Winnyソフトを起動したパソコン同士が、互いのハードディスク内にあるファイルをやりとりするもので、音楽や画像などのデータを交換し合います。

 

Winny(ウィニー)を悪用するウィルス

ウィニ-ソフトの最大の特徴は、匿名性が非常に高くてユーザを特定するIDなどがなく、データも暗号化されるので、ファイルの入手先を特定するのが困難でその痕跡も残りにくいこと。そしてもう1つの特徴は、通信の転送効率が高く、ダウンロードしたファイルのキャッシュが蓄積され、同じファイルのやり取りが増えるほどトラフィックが軽減される傾向があります。こうした特徴を逆手に取る、悪意のあるソフトウェアに利用されやすく、ウィニーの使用が原因でウィルスに感染し、パソコン上のファイルを勝手にインターネット上に流出させるケースが相次いでいます。ほとんどの情報漏えいは、AntinnyというWinnyを介して感染を広めるワームもしくはその亜種によって引き起こされています。ウイルス対策だけでは発生した時点での対策としては不十分である場合もあります。また、Antinnyなどのワームだけではなく、トロイの木馬やハッキング・ツールなども見つかっており、さらに注意が必要です。

 

情報漏洩を防ぐための対策

では、情報漏洩を防ぐためには何をすべきでしょうか?勿論、ウィルスを駆除する対策ソフトを導入することは必要ですが、それ以外にパソコン利用におけるルール作りとルールを守るための運用指導の徹底が必要です。

 

  • 業務で使用するファイル交換ソフトの使用条件を決めていますか。
  • 業務に無関係なことでファイル交換ソフトを使用していませんか。
  • 機密情報の入っているパソコンからファイル交換ソフトを使用していませんか。
  • 自宅で個人利用しているパソコンをウィルスチェックせずに、会社ネットワークに接続していませんか。

 

パソコンにおけるウィルス対策状況を把握することが大事! パソコンを利用している人には、ウィルスだ、ウィニーだと言っても全く意味がわからず、担当者任せの方が少なくありません。しかし、皆さんはそのパソコンを利用して機密情報や会社及び個人情報を使って仕事されています。自分のパソコンがどんなウィルス対策をとっているのか利用者各自が確認することが重要です。

 

  • パソコンにウィルス対策ソフトは装備されていますか。
  • ウィルスソフトのパターンファイルを常に更新し、新種ウィルスも駆除できるようにしていますか。

 

関連リンク

内閣官房情報セキュリティセンター

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.073(2006年05月01日発行)」に掲載されたものです。
取材協力=ASIAN PARTNERS
本記事は一般的情報の提供のみを目的として作成されており、個別ケースについて、正式な助言なく、本情報のみに依存された場合は責任を負いかねます。

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