シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOP本社より社内基幹システムにERPパッケージの導入を検討しなさいと...

企業IT・システム相談

2005年7月18日

Q.本社より社内基幹システムにERPパッケージの導入を検討しなさいと言われていますが、導入する目的を明確にしたいので、なぜ必要なのか教えてください。

ERPパッケージの導入

ERP導入の目的を明確にすることは、本社及び現地会社ともシステムを選定するにあたりとても重要なことのひとつです。導入目的には会社の立場によっては、複数のねらいが多くあります。何を優先とするのか明確にしましょう。導入した企業や予定している企業のおもなシステム導入の目的をいくつか説明します。

 

  1. 経営情報のリアルタイムな詳細な把握
    正確でリアルタイムな業務データを用いた分析を通じて、迅速かつ的確に経営の舵取りをねらいの目的にしている企業が多い。例えば、経営判断のベースとなるべき拠点別、部門別、製品別、仕入先別、顧客別の購買・生産・販売実績やその収支・損益をリアルタイムで把握したいというねらい。
  2. 業務の効率化によるコスト削減・会社あるいは部門における情報共有と活用
    業務プロセスの連携による業務の効率化をねらいとしたものである。例えば従来の業務毎のシステム化をやめ、ERPシステムを導入すれば、業務情報の一元化により同一データの重複入力や他部門への照会などの無駄な作業が削減されるなどがあげられる。
  3. システムコストの低減と開発期間の短縮
    従来の自社システムでは、古い情報技術の上に新たな要求の機能を追加・修正を重ねてきた。つぎはぎだらけの企業の基幹業務システムを一から再設計して作り直すには膨大なコストと時間を要してしまう。その点、ERPパッケージシステムはパッケージシステムである点、標準機能がすでにあるため、コストの低減と期間の短縮が期待できる。
  4. グローバルな業務プロセスの連携
    企業は、調達、生産、販売の場は複数の国をわたって活動しているようなグローバル・ネットワークのもとで活躍する企業では、基幹システムにおいても、現地の言語、通貨、制度、商習慣などの境界を越えて情報を統合する仕組みが必要になっている。

 

※ERP(Enterprise Resource Planning) :会計、販売、購買、物流、生産、人事といった企業の基幹業務をカバーし、それぞれの業務間情報をリアルタイムに連携して統合・共有化したシステム。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.053(2005年07月18日発行)」に掲載されたものです。
取材協力=ASIAN PARTNERS
本記事は一般的情報の提供のみを目的として作成されており、個別ケースについて、正式な助言なく、本情報のみに依存された場合は責任を負いかねます。

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