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企業IT・システム相談

2005年6月20日

Q.最近、日本ではICタグをいろいろな用途で使うことが広がっていると聞きますが、ICタグってなんですか?

ICタグって何?

ICタグ(荷札)とは、詳細に説明するとRFID(Radio Frequency Identificationの略)と言い、電波を使った非接触の自動認識技術のことです。RFIDでは、タグやラベルという形に加工されたアンテナ付 IC チップ(総称:ICタグ)を商品や人に付与し、そのICチップとの間で専用装置(リーダーやライター)を使って情報をやり取りすることで、商品や個人を特定したり認証したりすることができるようになります。

 

RFIDを使った日本での代表的な実用例といえば、JRの改札口で定期券をタッチまたはかざすだけで通過できるJR東日本の「Suica」やJR西日本の「ICOCA」をあげられ、これらのICカード化された乗車券の中にはICチップと無線用アンテナが埋め込まれ、自動改札機に搭載されているリーダー/ライターとの間で近距離通信を行い金額データの読み取りや、所定の運賃を差し引いたデータの書き込みを行なう仕組みです。皆さんご存知のシンガポールのERP(電子式道路通行料自動徴収システム)も同じ事例です。

 

RFIDは、乗車券や携帯電話など、利用規模が大きいソリューションから実用化が始まっていますが、ICタグの小型化とコストダウンが進んできたことから、最近では様々な分野でのソリューションが期待されています。

 

例えば、買い物する際に商品に記載されているバーコード。品物に関する商品名や金額などをレジの読取装置によってその情報が入力されますが、バーコードは一度設定するとそのデータ情報の書き換えはできません。ICタグはそれを可能とします。また持つデータ情報量も多く、例えば生産者の情報や商品の賞味期限なども持つことができます。次世代バーコードとしての利用が可能となります。また、企業においては生産・輸入した製品にICタグを取り付け、品名や数量などの在庫管理に用いることも可能。社員証などにこのICタグをとりつけ、社員の出退勤管理にも可能です。

 

こうしたようにICタグを中心とするRFIDはユビキタス社会の期待の星として高い注目を集めております。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.049(2005年06月20日発行)」に掲載されたものです。
取材協力=ASIAN PARTNERS
本記事は一般的情報の提供のみを目的として作成されており、個別ケースについて、正式な助言なく、本情報のみに依存された場合は責任を負いかねます。

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